身体障害、高次脳機能障害のある方への就労移行支援  

ご利用いただける方

ご利用いただける方は、次の2つの要件に該当する方です。

○身体に障害のある方や高次脳機能障害のある方などで就労を希望し、お住まいの市区町村から障害福祉サービス受給者証の交付を受けた方

○就労を希望される65歳未満の方

利用定員及び利用期間

身体に障害がある方や高次脳機能障害のある方など:100名
利用期間:24か月以内の必要な期間

利用開始から終了までの支援の流れ

下の図は、利用開始から終了までのおおまかな支援の流れ(例)を示しています。支援内容は、ご本人と相談して支援計画を立て、「個別支援計画書」を作成の上、手交いたします。「個別支援計画」はおおむね3か月ごとに見直され、利用者のニーズに沿って支援を行います。

就労移行支援 、利用開始から終了までの流れの図

訓練時間

訓練時間は、次のとおりです。基本的には1時間単位となりますが、訓練によっては連続して実施することもあります。

~9:00 支援実施前確認等

 ※毎朝、支援実施状況(前日の訓練・喫食・宿舎利用)等について利用者ご本人に確認をさせていただいています。

9:00~12:00 訓練

12:00~13:00 昼食および昼休み

13:00~17:00 訓練

サービス内容

サービス内容は、職業準備訓練・技能習得訓練・職場体験訓練職場実習(センター内及びセンター外)等の訓練や就職活動に関する支援等です。それぞれの訓練等を効果的に組み合わせてサービスを提供し、利用者の働く意欲や能力を高め、就職を目指します。

主な訓練

職業準備訓練

時間厳守、身だしなみ、あいさつ、報告・連絡・相談等の基本的労働習慣の確立を目指して支援します。

技能習得訓練

それぞれの職種に必要な知識や技能の習得について支援しています(一般事務、簡易作業)

技能習得訓練、事務系一般事務訓練

【事務系】 一般事務

日本語文書作成や表集計ソフトの活用の他、ホームページ作成やビジネスマナーの勉強も行います。

技能習得訓練、作業系簡易作業

【作業系】 簡易作業

仕事を受注し納品するまでのプロセスを学びます。正確、丁寧に作業が出来る力を身に付けます。

職場体験訓練

様々な模擬的な作業体験をすることにより、利用者自身の適性にあった職業選択に役立てるとともに、就労マナー等を身に付ける支援をしています。

具体的には次のような職場体験訓練(例)を行っています。

職場体験訓練、封筒作り 職場体験訓練、弁当発注業務

【封筒作り】

発送用封筒の部数確認、発送元部署名のゴム印押し、シール貼付等、正確性と根気と集中力が必要とされる作業です。

【弁当発注業務】

お弁当の注文数を取りまとめ、業者にきちんと内容を伝える作業です。
職場体験訓練、物品管理業務 職場体験訓練、花リース業務

【物品管理業務】

センター内各部署からの業務消耗品の請求に対して、物品の正しいピッキング、連絡、配達、請求数の集計、在庫管理を行います。

【花リース業務】

植物の種まきから生育管理を行うとともに、センター内各所からの注文に応じて鉢花をリース、配置します。

 


職場実習(センター内)

当センター内の各部署での仕事を体験実習することによって、訓練成果の確認や実践的な力を身に付けます。

職場実習(センター内)、郵便物の仕分け及び配達

【郵便物の仕分け及び配達】

各部署へ郵便物の仕分け作業を行い、確実に配達します。

 

 

10研修会の受付業務2.jpg

【研修会の受付業務】

当センター学院で開催されている各種研修会出席者の確認、研修資料の配布等の業務を行います。

 

職場実習(センター内)、事務補助

【事務補助】

データ入力の事務補助作業を行います。

 

 

職場実習(センター外)

当センター外の一般企業等に職場実習のご協力をいただき、実際の仕事を体験実習することによって、実践的な力を身に付けます。また、採用の可否を判断していただく採用前実習もあります。

その他訓練

学習(国語、算数等)支援

 就労に結びつく訓練と合わせて、基礎学力の向上(国語、算数)、社会人として必要な一般教養(時事問題の理解、コミュニケーション力等)の習得を目的とした学習を行います。職業生活、社会生活を充実させる一助としています。

その他訓練、学習支援

リハビリテーション体育

 運動療法士の指導のもと、就労に直接結びつく訓練と合わせて、体力・持久力などの向上を目的としたリハビリテーション体育を行います。
 体力の向上や健康の維持のみならず、スポーツの楽しさも知ることができます。

その他訓練、リハビリテーション体育

就職準備支援

就職活動に向けて、履歴書の作成、採用面接時の対応など、就職に必要な基礎力を身に付けるための支援を行っています。

応募書類(履歴書等)作成

志望動機や自己PR、障害に対する配慮点などを応募書類(履歴書等)の中で適切に表現できるよう支援します。

模擬面接練習

採用面接時におけるマナーや的確な受け答えができるよう模擬的に面接練習を行い、本番に備えます。

就職セミナー

講義形式で就職活動やビジネスマナー、働く上での心がまえ等についての知識を身に付けます。

また、障害者を実際に雇用している会社の方や就職している終了生を講師としてお招きし、企業に望まれる人材についてや、仕事を続けていくためのポイント等についての講演も行っています。

 

就職準備支援、就職セミナー

就職活動支援(職場開拓)、就労マッチング支援

利用者にあった就職先の開拓、希望就職先と利用者との調整(就労マッチング)を行います。

職場定着支援(後支援)

就職後、勤務が安定するまでの間、職場訪問や相談などの職場定着・継続のための支援(後支援)を行います。

就労定着支援について

当センターの就労移行支援終了後に企業に就職(復職を含む。)し職場定着支援(後支援)を受けた方で、引き続き支援を希望される場合、就労定着支援を行います。

※お住まいの市区町村から「就労定着支援」の障害福祉サービス受給者証を交付された方が対象となります(最大3年間)。

関係機関との連携

ハローワークや障害者就業・生活支援センター、市区町村障害者就労支援センター等との連携を行い一般事業所への就職や職場定着を支援しています。

利用の方法

利用をご希望される方はこちらのページをご覧下さい。