令和4年度理療教育学校関係者評価結果 | |||||
※ 各項目に対する総合評価の基準 4:できている 3:ほぼできている 2:ややできていない 1:できていない | |||||
分 野 | 評価項目 | 総合 評価 |
学校関係者評価委員会 検討結果(コメント) |
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Ⅰ | 教育理念・目的 | 1 | 自立支援局の基本理念や養成施設の教育目標、目的が定められている | 4 | 各施設共通の教育理念や目的に基づいた教育目標が設定されており、自己評価どおりと認められる。さらなる教育目標の具体化のための取組にも着手しており、教育活動をとおした利用者と教官の認識の共有がますます図られることが期待される。 |
Ⅱ | 施設運営 | 2 | 中期目標等に沿った運営方針が策定されている | 4 | 施設運営に関する様々な課題に対して、組織的な取組が適切に行われており、自己評価は適切と認められる。 評価項目8のパソコン等の利活用による業務の効率化について、組織的、長期的な取組による改善の効果を理解することができた。その上で、教官の業務負担感を軽減して、よりよい授業に注力するために、例えば、専任のICT指導の担当教官の採用、大学生ボランティア等外部人材活用への積極的な検討も望まれる。 |
3 | 運営方針に沿った組織目標が策定されている | 4 | |||
4 | 組織目標に添った具体的な事業計画が策定され、確実に取り組まれている。 | 4 | |||
5 | 施設運営や利用者支援に係る会議などの意思決定システムが整備されている | 4 | |||
6 | 医療従事者の教育に携わる国家公務員として国家公務員倫理法に基づく職務の遵守が適正になされている | 4 | |||
7 | 教育活動等に関する情報発信や情報開示(情報公開法に基づく対応等)が適切になされている | 4 | |||
8 | パソコンや情報共有サーバー等の利活用による業務の効率化が図られている | 4 | |||
Ⅲ | 教育活動 | 9 | 学科等のカリキュラムが体系的に編成されている | 4 | 教育活動全般に関する評価項目について適切な対応がとられており、自己評価どおりと認められる。 教官の指導力育成等を目的とする研修会も外部講師の招聘を基本として、資質向上の機会としている。さらに多様化する利用者に対応するため、視覚障害に限らず、発達障害や精神障害等の理解を深めて、教育活動の深化、充実への取組も求められる。今後、より困難性の高い教育指導の充実に向けて、引き続き特別指導教官の配置、増員にも期待する。 |
10 | 実践的な職業教育(実技・実習等)が体系的に位置づけられている | 4 | |||
11 | 単位認定、進級・卒業判定の基準が明確になっている | 4 | |||
12 | 資格取得等に関する指導体制が整備されている | 4 | |||
13 | 就業を支援するための取組(施術所見学や講座等)が行われている | 4 | |||
14 | 利用者の障害特性に配慮した授業等を行うことができる資質を備えた教官を確保している | 4 | |||
15 | 教官の指導力育成など資質向上のための取組が行われている | 4 | |||
16 | 業務報告会等を通じて自身の実績を発信する機会が確保されている。 | 4 | |||
Ⅳ | 学修成果 | 17 | あはき師国家試験合格率の維持・向上が図られている | 4 | 一昨年度のあん摩マッサージ指圧師国家試験、はり師国家試験、きゅう師国家試験から出題数や症例問題の増加する中にあって、自立支援局として、総じて高い現役合格率を維持しており、自己評価は適切と認められる。 さらに利用者一人ひとりの個別的状況に応じたきめ細やかな教育指導による基礎学力の強化、卒業後の再受験指導にも取り組んでいただきたい。 |
Ⅴ | 利用者支援 | 18 | 進路・就職に関する支援体制が整備されている | 4 | 進路・就職や日常の相談、健康管理や卒業生への支援体制が整備され、自己評価は適切と認められる。 一昨年度同様に、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、就労先によっては求人数が激減しているものの、今後はより積極的な職場開拓と就労に向けた支援の充実に期待する。特に、在学中だけでなく、利用者との利用契約が終了する卒業式後の就職活動も重要であり、地域関係機関との連携をとおして、引き続き積極的な支援をお願いしたい。 |
19 | 利用者相談に関する体制が整備されている | 4 | |||
20 | 利用者の健康管理を担う組織体制がある | 4 | |||
21 | 卒業生への支援体制がある | 4 | |||
Ⅵ | 教育環境 | 22 | 施設・設備は、教育上の必要性に対応できるよう整備されている | 4 | 教育環境に必要な施設・設備等、利用者の安全管理体制や防災体制が整えられており、自己評価どおりと認められる。 函館センターが取り組んでいるエアコンの増設については、当該地域のエアコン設置率も考慮して、継続して取り組まれたい。 |
23 | 見学実習、職場見学等の教育体制を整備している | 4 | |||
24 | 実技・実習における事故防止予防対策・事故対応に関する体制等が整備されている | 4 | |||
25 | 防災に対する体制が整備されている | 4 | |||
26 | 利用者の安全管理のための取組等(施設賠償責任保険等への加入、重複障害のある利用者への支援など)が行われている | 4 | |||
Ⅶ | 利用者の募集・受入れ | 27 | 市町村役場、ハローワーク等、関連する機関に対する情報提供等が行われている | 4 | 利用者の募集や受入れに関する取組が適切に行われており、自己評価は適切と認められる。 特に「4」以外の自己評価の理由が、新型コロナウイルス感染拡大による対外的活動の制約をどう評価したかによることを確認した。 その代替手段として教官による動画作成やその公開による募集活動の方法に工夫が見られたが、さらに利用者の参画や地域住民の協力等も得て、よりわかりやすい動画作成の工夫の余地もある。 |
28 | 利用者募集活動を実施し、利用者選考は適正に行われている | 4 | |||
Ⅷ | 法令等の遵守 | 29 | 医療従事者の教育に携わる国家公務員として関係法令を遵守した運営がなされている | 4 | 個人情報の取扱い、業務遂行等に関して適切な対応がとられており、自己評価どおりと認められる。 社会の情報化の勢いが増す中、引き続き、セキュリティ対策を充分に行った上で業務を進めていただくことを希望する。 |
30 | 個人情報に関し、その保護のための対策がとられている | 4 | |||
Ⅸ | 社会貢献・地域貢献 | 31 | センターの教育資源や施設を活用した社会貢献・地域貢献を行っている | 4 | 各センターとも、その教育資源や施設を活用した社会貢献、地域貢献に積極的な取組が確認され、自己評価は適切と認められる。 新型コロナウイルス感染拡大が断続的に社会活動を制限している中でも、遠隔会議システムや動画DVD作製によるボランティア研修会の開催等、状況に応じた柔軟な取組を評価したい。 各国立(養成)施設のある地域において、地域の方に事業内容や取組を理解していただくことはとても重要であり、障害者に対する理解だけでなく、延いてはあん摩マッサージ指圧、はり、きゅうの普及、業界の振興という効果にもつながる側面もある。積極的な地域貢献活動の推進を期待する。 |
32 | 地域や関係機関に対する事業の公開等を行っている | 4 |