令和7年度学校関係者評価結果に対する今後の取組について
学校関係者評価結果を基に今年度の取組について検討し、以下のとおり実施することとしました。
1.利用者増に向けた情報発信と募集活動への取組
令和6年12月の「あり方検討会報告書」でもご指摘いただいたとおり、近年、専門課程、高等課程ともに利用者の減少が継続しています。
今年度も、SNS等を利用した理療教育に関する内容の情報発信や、徐々に再開した関係機関などへの訪問による、積極的な募集活動に努めることに加え、関係機関の方を直接センターへ招いて訓練内容を見学していただく事業公開の再開、他センターの募集活動を参考にすることなど、利用者増に向けた取組を行います。
2.利用者個々の学力の向上と国家試験合格率の維持
昨年度作成し公開した学習者支援プログラムの内容や、これを活用した利用者の能動的学習方法、利用者個々に適した学習内容を検討するとともに、教官が授業公開や研修会などを通して自身の授業内容や教授方法を他の教官と検討し、教官としての資質の向上を図ります。
また、近年の異常気象ともいえる暑さや豪雨などに対して、老朽化した施設ではあるが、可能な範囲で対策を講じ、利用者が安全で、安心して授業を受けられる環境を整えます。
そして、これらにより、利用者個々の学力の向上を図り、国家試験合格率の維持に努めてまいります。
3.利用者支援の充実に向けた情報共有と連携
利用者への支援は、利用者個々の視覚障害の状況に応じた内容を検討し個別に実施しているが、今年度は、特別な配慮が必要な学生(障害の重複や学習に躓くなど)への支援が充実している他の学校(大学など)を訪問して、その支援内容や方法などをご教授いただき、当センターにおける支援と比較検討し、より充実した利用者支援の提供に取り組みます。
また、当センターから他の学校へ提供できる内容も含め、今後、障害者に必要な支援に関する情報の共有や連携も視野に入れた取組を行います。
理療教育課