令和6年度理療教育第46回卒業式
自立支援局 理療教育・就労支援部
理療教育課 小林 仁
強烈な寒波が過ぎ去り、春の日差しを感じられるようになった令和7年2月26日、御家族、御友人が見守る中、国立障害者リハビリテーションセンター講堂にて、理療教育第46回卒業式が行われました。
令和6年度の卒業生は、専門課程8名です。数日前、国家試験を終えたばかりの卒業生は緊張から解き放たれ、皆笑顔で卒業式を迎えました。
卒業証書授与では、担任教官から氏名を呼ばれると、大きな声で返事をして立ち上がり、芳賀信彦総長が卒業生一人ひとりの前に立ち、卒業証書を全て読み上げ、手渡しされました。
芳賀信彦総長からの式辞では、体育祭での楽しそうに競技に取り組む姿や、並木祭において来場者の方々にあん摩を行ったことなどのエピソードが話され、3年間の出来事が走馬灯のように思い出されました。
総長式辞に続き、厚生労働大臣、埼玉県知事、同窓会である東光会の会長から祝辞をいただき、これまでの努力に対する労いと、これから始まる新しい道への励ましの言葉をいただきました。
在所生代表から、入所から今まで多くの不安や葛藤に対し、先輩方から多くの導きがあったことに対する感謝の気持ちを送られました。
それに続き、卒業生代表の別れのことばでは、センターに入所してからこれまでの挫折と苦悩・葛藤、それを乗り越えて国家試験に至るまでの道のりが語られ、会場全体が感動の渦に巻き込まれました。最後に卒業生皆で選んだ歌「YELL」を合唱しました。
卒業後は、就職や進学と様々な道に進みますが、リハセンターで3年間取り組んできた経験は必ず今後の糧になると信じています。卒業生の今後の活躍を心から願っています。
卒業式の様子