コクリハニュース

第376号(令和7年秋号)トピックス

「リハ並木祭開催される」

リハ並木祭実行委員会

 10月4日(土)に開催された「第46回リハ並木祭」は、開催直前まで雨の予報が続き、関係者一同心配しておりましたが、当日は小雨がぱらつく程度で、穏やかな天候に恵まれました。秋の訪れを感じる心地よい空気の中、多くの皆さまに足を運んでいただき、会場は一日を通して活気と笑顔にあふれました。

 今年度も国立障害者リハビリテーションセンター及び国立職業リハビリテーションセンターによる訓練紹介、学院各学科による学科紹介、研究所オープンハウス、地域の福祉団体による展示・販売、体験企画など、多彩なプログラムが展開されました。それぞれのブースでは、来場者の皆さまが企画出展スタッフと直接交流しながら、リハビリテーションの取組や地域福祉の魅力について触れる機会になりました。
 中でも特に注目を集めたのが、東京サロンオーケストラによる演奏会です。クラシックからポップスまで幅広いレパートリーの演奏が披露され、利用者などが指揮者や演奏者、オーケストラの生演奏をバックに「生カラオケ」をする歌唱者として共演をしました。それぞれの出演者の歌や演奏に込めた思いが紹介され、ステージと客席があたたかな雰囲気に包まれた素敵な演奏会となりました。
 さらに、生花展示・体験コーナーでは、参加者が花を自由にアレンジしながら作品づくりを楽しみ、出来上がった作品を記念に写真に収める姿もみられました。パラスポーツ体験では、ゴールボールや車椅子ラグビー、車椅子卓球など、実際に体験しながら競技の魅力を知る機会となり、子どもから大人まで幅広い世代がスポーツを通じた交流を楽しみました。
 また、今年は所沢市からの新規参加もあり、来年度、埼玉県で開催されるねんりんピックの競技種目であるスポーツウェルネス吹矢の体験や、地域の福祉事業所による手作り製品販売など、地域色豊かな企画が加わりました。その他、同じ所沢市内にある秩父学園も「あそぶまなぶちちぶ」をキャッチコピーに新規参加しました。当日はサイバーホイールなどで楽しく遊びながら、共生社会について考える機会になりました。


 このように、地元との新たな連携が生まれたことも、今年度の大きな成果の一つです。

 ご来場の皆さま、出展者の皆さま、そして運営に携わったすべての関係者のご協力により、今年も安全で和やかな雰囲気の中、無事に開催することができました。
 リハ並木祭は、地域とのつながりを大切にしながら、参加者一人ひとりが学び、楽しみ、交流できる場として、今後もより充実した内容で開催してまいります。
 


リハ並木祭会場の出展の様子

リハ並木祭会場の出展の様子

車椅子体験コーナー

車椅子体験コーナー

所沢市役所から初出展(福祉事業所による手作り製品販売)

所沢市役所から初出展(福祉事業所による手作り製品販売)

自立支援局生活訓練の紹介

自立支援局生活訓練の紹介
 

花クラブに所属する利用者の作品

花クラブに所属する利用者の作品

「あそぶまなぶちちぶ」、秩父学園の出展 (サイバーホイールで遊ぶ様子)

「あそぶまなぶちちぶ」、秩父学園の出展 (サイバーホイールで遊ぶ様子)