〔病院情報〕 |
医療福祉相談室のご紹介 |
医療相談開発部 医療相談開発室 医療社会事業専門員 森 曜子 |
皆様は医療福祉相談室をご存知でしょうか?
当センター病院医療相談開発室には、心理部門と医療福祉相談部門がありま
すが、患者様へのご案内の利便性を鑑みて、後者を医療福祉相談室と言ってお
ります。
「リハセンターの病院の正面玄関を入ると赤いエレベーターが2機あります。
その前の廊下を左に曲がって、直進すると、外来が見えてきます。外来の一角、
整形外科・リハビリテーション科の向かいに青い扉の部屋があります。その部
屋が医療福祉相談室になりますので、お気軽にお声をかけてください。」初め
て来室される方にはこのように説明をします。医療福祉相談室には、朝早くか
ら夜遅くまで、患者様やご家族、関係機関やリハセンターの職員等、大勢の方
々がご相談や調整に来られます。
さて、私達は色々な方に、「医療福祉相談室ではどんな方が、どんな相談を
しているのか。医療ソーシャルワーカーって何をしているの。」とご質問を受
けることがあります。
医療ソーシャルワーカーは、保健医療分野のソーシャルワーカーで、主に病
院において相談支援を行う専門職です。
病気や怪我をすると様々な不安や問題が発生することがあります。例えば、
「医療費の支払いや生活費に困っているがどうしたら良いのだろう?」、「仕
事や学校へ戻りたいがどのような手順とタイミングで、どんなことに気をつけ
て話し合いを進めたら良いのだろうか?」、「在宅復帰する場面に活用できる
介護サービスはあるのだろうか?」、「施設入所はどのようにしたら良いのだ
ろうか?」など。
私たち医療ソーシャルワーカーは、このような生活上の様々な問題を抱えて
ご相談に来られた方のお話を伺い、問題点の整理をするお手伝いをします。そ
して、いろいろな制度の利用に関する情報提供を行ったり、関係機関への連絡
調整を行うこと等によって、問題解決に一歩でも近づくよう、患者様やご家族
と一緒に考えていきます。
入通院中の患者様やご家族はもちろんのこと、退院された患者様やまだ当院
に受診されたことのない方々等からのご相談にも応じております。埼玉県や東
京都在住といった近隣からだけではなく、北は北海道、南は沖縄、中には外国
からも電話やメール等によって、多くのお問い合わせをいただいております。
(参考:総相談対応件数 平成14年度6,578件 平成15年度19,311件 平成16年
度20,769件 医療相談開発室統計より)
現在、医療福祉相談室には、社会福祉士国家資格を有する医療ソーシャルワ
ーカーが6名おります。チームワーク・明るさ・元気のよさ・そして笑顔は、
リハセンターの中でも“ピカイチ”だと言っていただけるよう、日々努力して
おります。眉間のシワが思わず寄りそうになる時もぐっとこらえ、笑顔、笑顔…。
今後も院内職員はもとより、当センター内にある更生訓練所をはじめとする各
関係部署、国立職業リハビリテーションセンター、他の医療機関等との関係機
関と更に連携を深めながら、患者様やご家族等に対し、よりよい支援をさせて
いただくことを目指していきたいと思っております。どうぞよろしくお願いい
たします。
(※お問い合わせ先:TEL:04-2995-3100 内線3105〜3107 ご希望の方は予約を
いただきますとお待たせせず、ご相談に応じることができます。皆様、お気軽
に相談室へお問い合わせ下さい。スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。)