65歳以上の高齢者が4人に1人という超高齢社会となった本邦では、今後益々少子高齢化が進んでいくことが予想されます。平成27年度の介護保険制度改正では、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう支援する仕組み、「地域包括ケアシステム」が掲げられました。高齢者夫婦世帯、単身世帯が増え、個別支援が困難となっている昨今、ロボット技術による支援が注目されています。特に、コミュニケーションロボットは、介護予防、生活支援、リハビリテーションの領域で利用され始めており、高齢者が自分らしい生活を少しでも長く行えるよう支援することが期待されています。 今回、9回目を迎える「認知症のある人の福祉機器シンポジウム」では、高齢者を支える コミュニケーションロボットの課題と可能性 について議論したいと思います。皆様、ぜひご参加ください。
時 間 | 内 容 |
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10:00〜10:05 | 開会挨拶 |
10:05〜11:25 |
■浦田 慶信 (株式会社生活科学運営 代表取締役社長) 『高齢者施設におけるコミュニケーションロボットの可能性』 ■水谷 忠由 (厚生労働省老健局 高齢者支援課 認知症・虐待防止対策推進室長) 『認知症施策推進総合戦略とロボット技術への期待』 |
11:25〜12:40 |
■橋本 政彦 (三菱総合研究所 人間・生活研究本部 主任研究員) 『コミュニケーションロボット研究会の取り組みと今後の展望』 ★各企業 コミュニケーションロボットの紹介 Aldebaran株式会社(NAO)・ソフトバンクロボティクス株式会社(Pepper)・大和ハウス工業株式会社(PARO)・富士ソフト株式会社(PALRO)・日本電気株式会社(PaPeRo)・ピップ株式会社(うなずきかぼちゃん) |
12:40〜14:10 | 休憩 《ロボット展示》 ホワイエ(ロビー)にて、各種コミュニケーションロボットを展示 |
14:10〜15:40 |
■伊福部 達 (東京大学 名誉教授、高齢社会総合研究機構 特任研究員) 『高齢社会を豊かにする科学・技術・システムの創成」』 ★「高齢者の記憶と認知機能低下に対する生活支援ロボットシステムの開発」成果報告 国立障害者リハビリテーションセンター研究所・日本電気株式会社・東京大学・産業技術総合研究所・フランスベッド株式会社・株式会社生活科学運営 |
15:40〜15:55 | 休憩 |
15:55〜17:25 |
テ ー マ:現場で役立つコミュニケーションロボットの課題と可能性 司 会:井上剛伸 (国立障害者リハビリテーションセンター研究所 福祉機器開発部長) パネリスト:井上薫 (首都大学東京 准教授)『認知症をもつ人を対象としたコミュニケーションロボットの活用』 渡部幸一(株式会社生活科学運営)、冨田美穂子(株式会社生活科学運営) 大中慎一(日本電気株式会社)、本田英二(富士ソフト株式会社)、支援者(調整中) |
17:25-17:30 | 閉会挨拶 |
17:30-18:30 | 交流会 |