12月3日~9日は障害者週間です。
12月3日~9日は障害者週間(内閣府ページ)です。
当センターでは、広く一般の皆さまに障害や障害のある方への関心や理解を深めていただくとともに、障害のある方の社会参加の促進を図ることを目的として、毎年度、障害者週間記念事業を実施しています。
ご挨拶
国立障害者リハビリテーションセンター総長
障害者週間記念事業のページをご覧いただき、ありがとうございます。
1992年に国連総会で制定された国際障害者デーである12月3日からの1週間を、日本は1995年に「障害者週間」(内閣府)と設定しました。その目的は、国民の間に広く障害者の福祉についての関心と理解を深めるとともに、障害者が社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めることであり、この期間を中心に全国で障害に関わる多くの行事が行われています。当センターでも例年、国立職業リハビリテーションセンターと共催で記念事業を実施するとともに、ボランティアでご支援いただいている方々や、就労でご支援いただいている事業者等に、感謝を表明しております。今年度は、自立支援局で点字図書の音訳や、視覚に障害のある理療教官の業務サポートを行ってくださっている方々、秩父学園で、長年にわたり、除草、剪定、清掃、落ち葉掃き、畑の手入れ、花壇の手入れ、衣類補修などのさまざまな環境整備のボランティアを行っていただいている団体に感謝状をお送りします。対象者および対象団体名は本ページに掲載されていますのでご覧ください。
また、記念事業の一環として、本日より、特別講演をYouTubeにて公開します。今年の演者はインドのシニアヨガティーチャーであるニーラジ・シン先生、日本の医師兼ヨガインストラクターの齊藤素子先生です。おふたりには、視覚に障害のある方にも手軽にできるヨガについて、実践を交えてご紹介いただいています。是非ご覧になってください。
記念事業では、近隣の小学生を招いて車椅子の操作や手話など様々な障害に関する体験学習を展開する「子ども福祉体験授業」、近隣の中学生を招いて行う「職場体験学習」も実施します。
末筆ではございますが、本記念事業に関心を持っていただいた皆様方のご健勝とご活躍を心から祈念し、ご挨拶とさせていただきます。
令和6年12月3日
国立障害者リハビリテーションセンター総長 芳賀 信彦
国立職業リハビリテーションセンター所長
令和6年度の「障害者週間」を迎えるに当たり、国立職業リハビリテーションセンターを代表して、ご挨拶申し上げます。
まずは、感謝状を授与されるボランティアの皆様におかれては、長年にわたるご尽力に敬意を表するとともに、この度の受賞について心よりお喜び申し上げます。
さて、「障害者週間」は、障害者基本法に基づき、国民の間に広く障害者福祉に関する関心と理解を深めるとともに、障害者が社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に参加することを促進するために設けられたものです。国や地方公共団体は、関係機関と相互に緊密な連携協力を図りながら、この趣旨にふさわしい事業を実施することとなっており、例年、記念式典等の事業が開催されてきました。
また、基本法では、全ての国民が相互に人格と個性を尊重し支え合う「共生社会」の実現のために、障害のある方の自立と社会参加を推進するという大きな目標がありますが、とりわけ職業を通じた社会参加の推進は大きな柱となっているところです。
最近の障害者の雇用を巡る状況を見ますと、社会的な環境整備が進む中、障害のある方の就労意欲の高まりと、企業の採用意欲の高まりが相まって、民間企業で雇用されている障害者の人数は、令和5年6月現在で64万2千人と、20年連続で過去最高となっています。なお、令和6年4月から民間企業に対する法定雇用率が2.2%から2.5%に引き上げられ、雇用障害者数の更なる増加が期待されています。
当センターでは、本年の「障害者週間」を迎えるに当たり、職員一同気持ちを新たにし、国立障害者リハビリテーションセンターと協力しながら、誰もが職業をとおして社会参加できる共生社会の実現に尽力するとともに、働く障害者の方々のディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の達成に向けて、さらに職業リハビリテーションを推進して参りたいと考えています。
結びになりますが、皆様方の今後ますますのご健勝とご活躍を心から祈念して、ご挨拶とさせていただきます。
令和6年12月3日
国立職業リハビリテーションセンター所長 松原 亜矢子
ボランティア等表彰
ボランティア
国立障害者リハビリテーションセンター利用者のために長きにわたりボランティア活動を実践された4名の方々および3団体に感謝状を贈呈いたします。
■厚生労働大臣感謝状(奉仕活動15年以上)
河本 直子 様(デイジー所沢)
近藤 明美 様(デイジー所沢)
星 千春 様(デイジー所沢)
■厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長感謝状(奉仕活動10年以上)
天理教所沢支部 様
ナルク(ニッポン・アクティブライフ・クラブ)埼玉西 所沢地区 様
みどりの応援隊 様
■国立障害者リハビリテーションセンター総長感謝状(奉仕活動5年以上)
井ヶ田 妙公 様(デイジー所沢)
協力事業所
毎年、国立障害者リハビリテーションセンター就労移行支援終了者を継続して2年以上雇用されている等の一定の要件を満たす事業者に感謝状を贈呈しています。
今年度は該当者なし
特別講演『視覚に障害のある方にも手軽にできるヨガ教室』
令和6年12月3日より、「令和6年度 障害者週間記念特別講演」を国リハ公式YouTubeチャンネルにて公開中です。
講演者は、シニア・ヨガ・ティーチャーのニーラジ・シン先生(インド)と、ヨガインストラクターの齊藤素子先生です。ぜひご視聴ください。
講演者プロフィール
ニーラジ・シン先生 (シニア・ヨガ・ティーチャー)
インドのロナヴラにあるカイヴァリヤダーマ・ヨガ研究所の上級ヨガ講師。長年にわたりカイヴァリヤダーマでヨガを教え、専門的なヨガカウンセリングを提供している。インド国内外で数多くのワークショップを開催しており、日本でも、齊藤素子氏と連携してオンラインワークショップ形式でのクラスを提供している。
齊藤素子先生 (医師/ヨガインストラクター)
現役の臨床医でありヨガインストラクターとしても活躍。2007年インドのカイヴァリヤダーマ・ヨガ研究所所長シュリ・O. P. ティワリ師に師事、2011年に福井市にヨガスタジオ・チャンドラを創設。カイヴァリヤダーマ・ヨガ研究所と協力関係を結び、ニーラジ・シン氏と共に伝統的なヨガの普及に取り組んでいる。
公開開始日
令和6年12月3日(火)
講演タイトル
『視覚に障害のある方にも手軽にできるヨガ教室』
開催方式
■国リハYouTubeチャンネルより一般公開
https://youtu.be/8ECiCSMyjis【外部サイトにリンクします】
ご視聴後はアンケートにご協力ください。
講師の先生方へのメッセージなどを受け付けています。
■アンケートフォーム
https://forms.gle/8qLHhrBe15ZQ8taA9【外部サイトにリンクします】
【字幕あり、手話あり】
【字幕なし、手話なし】
《問い合わせ先》
国立障害者リハビリテーションセンター企画課(担当:秋山)
電話 04(2995)3100 (内線2141)
E-mail kikakuka@mhlw.go.jp
国リハコレクション2024
着たい服がどこでも手に入り、おしゃれができる環境がより促進されることを目指し、様々な情報発信の手段として国リハコレクションを始めました。
今回は『みんなの「着たい」「履きたい」を叶えます』をテーマに、リフォーム作品の展示をします。また、過去の国リハコレクションファッションショーの映像も放映します。
開催日時
令和6年12月3日(火)~12月9日(月) 9:00~13:00
※ 7日(土)、8日(日)は開催していません。
場所
国立障害者リハビリテーションセンター 本館ロビー
テーマ
みんなの「着たい」「履きたい」を叶えます
展示(予定)
- ワンピースの改良
- フリースの改良
- レインコートの改良
- 靴の改良
《問い合わせ先》
国立障害者リハビリテーションセンター研究所(担当:清野)
E-mail ML-fashion@rehab.go.jp
子ども福祉体験授業(小学校向け)
障害者週間を含む11月から12月までの期間中、ご依頼のあった近隣の公立小学校(今年度は4校)をセンターに招待して、アイマスクなどによる障害の疑似体験や義肢製作、ゴールボール、手話等、幅広い障害福祉に関係する体験を提供しています。
職場体験学習(中学校向け)
障害者週間を含めた11月から12月までの期間中、ご依頼のあった近隣の公立中学校(今年度は3校)を対象に職場体験学習を実施しています。生徒のみなさんには国リハの広報担当者として各現場の職員にインタビュー取材を行っていただき、記事にまとめるという体験をしていただいています。