手話通訳者になるには?

手話通訳者になるための一般的な方法は、地域の手話講習会に通うことです。都道府県・指定都市・中核市が実施する手話奉仕員養成カリキュラムと手話通訳者養成カリキュラムを修了し、手話通訳者全国統一試験に合格することで、「手話通訳者」になることができます。しかし、その場合、週1回2時間程度の講習を受け続けて最低でも4~5年程度かかってしまいます。

一方、20歳以上ならば誰でも受けられる手話通訳技能認定試験を受験して合格すると「手話通訳士」になることができます。しかし、合格率わずか14.4%という難関です(2009~18年度の平均)。これは「手話通訳者」の資格を持つ人の受験を含めての数字です。

全国で唯一の手話通訳養成専門学校である当学科は、2年間で2400時間のカリキュラムを有します。卒業時に手話通訳士の資格を取得できるのは4人に1人程度ですが、卒業後も手厚いフォローアップを受けることができ、卒業後2年までに約半数、最終的には71.1%の卒業生が手話通訳士の資格を取得しています(2009~18年度卒業学年の平均)。

卒業時に手話通訳士の資格がなくても、手話関連の職種に就くことは可能です。当学科の卒業生のうち、手話関連職種への就職を希望した者の就職率はほぼ100%です。手話関連の仕事をしながら手話通訳士試験へのチャレンジを続け、合格することで就職先の幅が広がるとともに雇用の安定性も高まります。

当学科は大学編入学制度の対象となっているので、卒業後に大学3年次に編入学し、2年間で学士号を取得することもできます(日本社会事業大学の場合、修業年限2年以上、1700時間以上、専門士の称号付与の条件を満たしています)。

当学科は高等教育無償化(給付型奨学金・授業料等減免)の対象校となっています。

あなたも、専門学校で2年間の専門教育を受けて、手話通訳士を目指してみませんか?