平成15年度入所者募集活動に向けた取り組みについて

国立塩原視力障害センター 指導課 下山敬寛、野口勝好、後藤幸雄、棟形さつき、高橋博、高橋文孝、梶原清隆、大竹文乃、一木利文、黒崎正子

1 はじめに

 今年度実施した入所者募集活動の内容と併せて「入所者の概要」「外来相談から見た 相談者の動向」を報告し、今後の募集活動の在り方等について考察していきたい。

2 入所者の概要

(1)入所者出身県別内訳
平成14年度までの入所対象地域8県の中で、栃木と千葉の出身者の割合が多く、隣接する 福島、茨城がそれに続いている。山形、宮城、新潟の入所者の割合は少ない。
(2)どこでセンターを知ったか
「市町村」が半数近くの43.7%で「知人、卒業生」「医療機関」がそれに続く。

3 外来相談からみた相談者の動向

(1)相談件数の推移
平成15年度前期相談件数は過去4年間と比較して大きな変化はない。
(2)外来相談者県別内訳
平成15年度前期と平成14年度を比べると大きな変化はなく、栃木、千葉、茨城、福島が多く、 山形、宮城、新潟が少ない。これは出身県別入所者内訳と同様である。
(3)外来相談者内訳
本人・家族からの相談が56%を占め、市町村、医療関係者、関係施設がそれに続く。
(4)どこでセンターを知ったか。
関係施設からの紹介が多くまた最近の傾向として「ホームページで知った」が1割を超えた。

4 入所者募集活動強化に向けた取り組みについて

(1)入所者募集要綱及びパンフレットの更新、広範囲の配布(1600カ所)
(2)チラシ・ポスター(別紙参照)の新規作成、地域を重視した配布(200カ所)
(3)8月〜10月に栃木、茨城、福島県内市町村、眼科医会、職安(計55カ所)に訪問活動
(4)新潟県歩行訓練研修会の職員派遣時や一般見学者来所時に入所者募集説明の実施
(5)眼科嘱託医による入所者募集活動の協力(医師会報等へのセンター紹介文の掲載)

5 まとめ

 今年度従前以上の募集活動に取り組んでいるが、今回紹介した「入所者の概要」 「外来相談からみた入所相談者の動向」等を参考にしながら、地域を重視した募集活動を 行っていきたい。




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