指導部指導課 | 後藤英信 |
社会福祉基礎構造改革に基づく社会福祉制度の抜本的制度の改正に伴い、当センター
においても苦情解決システムの確立、施設サービス評価の自己点検、つづいて平成15年度
からは、利用契約に基づく入所が行われた。あわせて、個別に施設支援計画
(以下 支援計画)を作成し、入所者それぞれに対して適切に支援することが求められて
いる。
今般、下記の通り更生訓練所において施設支援計画を作成したので、その概要と現状の
課題について報告する。
(1)施設支援計画の作成の手順
インテーク→アセスメント(部門別評価)→ケース会議(支援計画の作成)→介入→
※モニタリング→※評価→終結 ※繰り返し実施される
(2)契約期間(施設利用期間)の取り扱い
利用契約書第2条に基づき契約期間を明確化したこと。
・一般リハ課程入所者の取り扱い
・生活訓練課程入所者で一般リハ課程移行希望者の取り扱い。
(3)施設支援計画書
(4)その他今年度の取り扱い
・15年度以降の入所者については、支援計画書を作成し手交すること。
・15年度以前の入所者については、「利用契約期間」の文書のみ提示としたこと。
(1)施設機能上の課題
・各課程(一般リハ・生訓・理教)におけるリハビリテーション支援プロセスの違い
・職リハとの訓練の関係やリハ病院部門で実施される訓練との支援計画上関係
(2)組織上の課題
・現行のケース会議や判定会議との関係(その在り方や時期、方法の検討)
(3)その他の課題
・「利用者本位」に基づく支援の考え方(説明と同意)の全所的な共有化
・支援内容を整理するための各障害別(課程別)アセスメントシートの作成
・施設支援計画書と現行入所者情報システムとの関連性の検討
・契約終了日まで計画的に実施される支援システムの確立