〔野鳥シリーズ 21〕
リハセンターに飛来する野鳥を友に
母子生活支援施設 スタルト方南 見原 捷三(元理療教育部長)

アオゲラ
 アオゲラは、全長約29cmで顔から頸側は灰色、体 の下面は淡緑灰色、腹部には黒色の横斑があります。体 の上面は黄緑色で腰の部分は黄色味が強く、雄は頭上か ら後頭、後頸が赤いが、雌は後頭のみが赤いのが特徴で す。
 このアオゲラは、日本特産のキツツキで本州、四国、 九州などの低山の良く茂った林に留鳥として生息し、樹 皮の下に潜む昆虫や地上に下りてアリを捕食したり、木 の実も食べます。
 鳴き声はキョツキョツキョツと鳴き、また飛びながら ケレケレケレと鋭く鳴いたり、繁殖期にはピョピョピョ と口笛のような声を出すこともあります。大変特徴のあ る鳴き声ですから、リハセンター構内でもお聞きになっ た方もおられるのではないでしょうか。
 繁殖期は、4月からで木の幹に穴をあけて巣をつくり 、5〜8個の白色の卵を産んで5月には、可愛い雛が巣 立ちます。
 この写真は、鳥仲間から所沢小学校の校庭にアオゲラ が営巣しているとの情報を受け、巣立ち間際の親子の写 真を撮ったものです。このニュースは新聞やテレビでも 報道されましたので、ご覧になった方もおられるのでは ないでしょうか。
 所沢小学校よりも自然が豊かなリハセンターですから 、もしかしたらリハセンター構内でも営巣するかもしれ ません。その時はカルガモ同様暖かく見守って欲しいと 思います。

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