〔野鳥シリーズ 22〕
リハセンターに飛来する野鳥を友に
母子生活支援施設 スタルト方南 見原 捷三(元理療教育部長)

ムクドリ(椋鳥)
 ムクドリは、全長約24cmで雌雄同色です。背は黒 褐色、腹部は淡く、頭頂・翼・尾は黒味が強く、嘴と足 は鮮やかな橙色をしています。飛ぶときには、下腹と腰 の白色が目立ちます。
 このムクドリは、日本では一年を通じて全国で見られ 公園や畑、ゴルフ場等に群で生活しています。リハセン ター構内でも野球場、グランド、野外訓練場等で集団を 形成していますので、いつも見ることができます。
 餌は、歩きながらミミズ、昆虫、果実等を食べます。 繁殖期は4月から6月頃で、4個から9個の卵を産み雌 雄で抱卵し約10日間で孵化します。
 初秋の頃、時として大集団を形成したムクドリが市街 地の並木などで、キュル、キュル、リャー、リヤー、ジ ャー、ジャーと騒がしく鳴き、騒音と糞害で嫌われ者に なることもあります。
 ムクドリの名前の由来は、ムクノキの実を好んで食べ ることから、ムクドリと名がついたと言われています。

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