〔病院情報〕
第13回リハビリテーション看護学会に参加して
2階病棟看護婦 佐藤泰子

 まだ、紅葉には早い別府市内に会場はあった。別府公 園を通り抜けて行くと、公園には緑が多く近所の人々が 散歩や日光浴を楽しんでいるようであった。私自身もベ ンチに座ってボーつとして居たくなったほど、ポカポカ していた。
 気持ちを振り切って、会場に行くと看板が小さかった ためか分かりずらかった。他の催し物と一緒だったので 、迷って他の祝う会とやらに入っていってしまった。1 回目の立ち上げから様子を見てきたが、時間の経過とと もに変わって来ているなあと感じた。当初は既存のリハ ビリテーションセンターや病院、または国公立のリハビ リテーションセンター病院関係が中心であった。年々高 い水準になってきたのは、皆が認めている事のようだ。 途中、臨床と研究者が中心となっていた時期もあった。 今回は、時代の流れか、回復期リハ病院やリハ病棟、そ れに急性期の病院におけるリハが目立ったように思われ る。大学病院の急性期リハ、回復期リハ、そして維持期 、在宅と流れが出てきたように思われる。
 急性期治療および入院期間の短縮に伴って、回復期リ ハの重要性が目立ってきた。その必要性に見合った内容 の回復期リハの充実が今の課題なのであろうか。そのた めにも、看護の重要性とリハビリテーションセンター病 院(看護)の役割が見えてきたようだ。まだまだ回復期 リハ病棟,病院の設立と充実が課題のようだが、そのキ ーパーソン的な役割になれたらと思った学会であった。
 個人的には、リハビリテーションに関わっているのは 、看護婦と患者だけではなく、多専門職(他ではなく) との連携がどのように展開されるのか。それが学会にど のような形で現れてくるのかがとても楽しみでもあり、 興味の注がれるところである。でもそれが一番難しい課 題なのかもしれない。

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