[更生訓練情報]
充実の平成14年度卒後研修会
−即実践の知識と技を求めて82人の真剣な顔−
理療教育部 理療指導室



 毎年秋に開催されている理療教育課程卒業生を対象とする卒後研修会が、今年も10月26日(土)・27日(日)の2日間に渡り実施されました。
 今回は、「頚肩腕症状を再考する〜鍼灸マッサージで癒すために」をテーマに、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師が最も遭遇しやすい頚肩腕症状に絞って研修をすることにしました。


 研修会のプログラムは、次のとおりです。



【第1日目】10月26日(土)
<午前の部>
開講式
 
臨床報告
「鍼灸治療にあたっての診断の留意点〜条件付けと再現性の重要性」
  三共はり理療院 院長
山岸 芳夫 氏
「医療面接を考える」
  国立身体障害者リハビリテーションセンター教官
伊藤 和之 紙
<午後の部>
講演「テクノストレスに対する指圧療法」
  経絡指圧普及会会長
藤崎 信行 氏
講演「頚椎椎間板症」
  Tamaヒーリング・オフィス院長
高見  透 氏
 
診療分科会
@「指圧療法」
藤崎 信行 氏
藤崎 正美 氏
A「鍼治療」
山岸 芳夫 氏
B「手技療法」
高見  透 氏
三枝 康広 氏
C「体験医療面接」
菅原 之人 氏


【第2日目】10月27日(日)
<午前の部>
講演・実技指導「頚肩腕の経絡治療」
  経絡治療学会会長
岡田 明三 氏
<午後の部>
講演「頚肩腕症状の発症メカニズムと治療の現状」
  国立身体障害者リハビリテーションセンター病院長
関  寛之 氏
 
情報提供コーナー「保険治療の活用について」
 
閉講式


 この卒後研修会は、卒業生全員を対象としたもので、同窓会(東光会)と共同企画し、準備が進められてきました。今回の受講者は、入所者も含め82名で、治療家にとってごく身近な頚肩腕症状について当センター関病院長を初め第一線で活躍されている先生方の講義や実技指導を熱心に受け、明日からの治療に活かしたいという意気込みが感じられました。
 卒後研修会は、この他に特別養護老人ホーム勤務者卒後研修会が年3回、ヘルスキーパー従事者卒後研修会が年4回実施されています。いずれの研修会も、あはき師として理療技術の向上をめざし、日々進歩している新しい知識や技術を学ぶ場となっています。



実技指導の様子 講義の様子