〔国際協力情報〕
海外研修員紹介
管理部企画課



 JICAチリ国身体障害者リハビリテーションプロジェクトの研修員として、 ペドロ・アギーレ・セルダリハビリテーションインスティテュートより看護師の Ms. Patricia Galvezが2月10日から19日まで、病院看護部を中心に研修されました。
 Ms. Patriciaはリハビリセンターの外来主任をされていて、患者さんの受診に関わる 医事管理業務も行なっている方です。研修を通して、日本とチリの看護師の仕事の 内容の違い、当センターの看護業務実施におけるコンセプトやスタッフの教育等に ついてもご覧になりました。
 以下は、ご本人の自己紹介です。

オーラ! (こんにちは!)
 私の名前はパトリシア・ガルベスです。私には、大学で歯学を勉強する22歳になる 自慢の娘がいます。また、私にとってもう一人の娘のような存在の、24歳になる、やはり 大学生の姪が私たちと一緒に暮らしています。三人は、強い絆で結ばれていて、 そして静かに暮らしています。仲良く暮らす私たちは、音楽に、ショッピングに、 映画にと、よく似た趣味を持っていて、余暇を一緒に過ごします。自由な時間はそれほど 多くはないのですが、休みが一緒にとれた時には、三人とても楽しく過ごします。
 私は12年間、南米にある、日本からは遠い国(34時間もかかります)、チリの国立 リハビリテーション病院で働いています。
 チリと日本の政府間の、JICAを通じた協力プロジェクトのおかげで私は来日して、 ここNRCDを訪れるという大きなチャンスに恵まれました。この、身体障害者リハビリ テーションプロジェクトは2000年8月に開始され、チリの専門職の者たちが、日本の 様々な施設で実施される研修を受けることにより、チリの障害者の生活の質を向上 させることに貢献する機会が生まれています。
 貴センターを知ることができ、様々な活動に参加し、技術を学び、そしてわが国で 後にそれを適用させていく専門職の一人となれたことで私は非常に満足し、かつ 大変光栄に感じています。
 日本はとても美しい国で、人々はとても親切で愛情豊かです。言葉の壁こそあり ますが、出会った皆さんの暖かさは十分に伝わってきます。今回の経験が、個人的 にもまた仕事の上でも私自身をより豊かにしてくれるものになることは間違いありません。
 最後に、私の研修受け入れにご尽力くださった皆様、そして貴重なお時間をさいて 私の研修に関わってくださった皆様に心から感謝いたします。ありがとうございました。

パトリシア・ガルベスさん(左から2番目)