野鳥シリーズ31
リハセンターに飛来する野鳥を友に
東京都福祉事業協会 母子生活支援施設 スタルト方南
見原 捷三(元理療教育部長)



カワセミ(翡翠)
 カワセミは、私がリハセンター在職中の8年前に、中庭の池に来ているところを、写真に撮り掲載しましたので、ご記憶の方もおられることかと思います。当時の記事は、「野鳥シリーズ」前で、トピックスとして片隅に紹介しましたので、折角の機会ですから今回、改めて「野鳥シリーズ」の一つとしてご紹介します。
 このカワセミは、別名「清流の宝石」と呼ばれるくらい大変きれいな鳥です。体長は全長17cm、小さい体に比較して頭と嘴は大きく、上面は金属光沢を帯びる美しい青色、頭部は緑色、胸部と腹部は赤褐色、雄の嘴は黒色に対して、雌は下嘴が赤褐色(写真)をしております。
 生息地は、平地から山地までの湖沼や川等全国的に生息し、水辺の木や杭、岩等に止まり急降下して水中の獲物を捕らえます。
 飛び方は、低空を直線的に飛び、飛行中ツィーと細い声で鳴きますが、他にツィチー、ツーと鳴くこともあります。
 ところで、こんなにきれいなカワセミが、何故リハセンターの池で観察できるのか、これは、私の想像ですが、多分、航空公園の池に生息している個体が飛んできて、池の小魚を狙って来ているものと思われます。観察のポイントは、松の枝や池周辺の柵に止まっていて、獲物を狙い捕食したらすぐ飛び去ってしまいますので、気長に観察されることをお薦めします。

リハセンターに飛来したカワセミの写真