高次脳機能障害支援モデル事業
平成15年度第1回地方拠点病院等連絡協議会
管理部医事管理課



 去る平成15年6月13日(金)、高次脳機能障害支援モデル事業 平成15年度第1回地方拠点病院等連絡協議会が東京虎ノ門の社会 福祉・医療事業団大会議室において開催されました。当日は、 厚生労働省・当センターをはじめ12の道府県・指定都市の本協議会 委員と関係者、ならびに傍聴者および報道関係者を合わせ総勢 約80名が集まり、公開で行われました。
 本協議会は、当センター佐藤総長(委員長)の挨拶に引き続き、 厚生労働省障害保健福祉部上田部長のご挨拶を賜った後、中島 部長より平成15年度高次脳機能障害支援モデル事業の事業計画 についての説明が行われました。平成15年度は当モデル事業の 最終年に当たり、診断基準及び標準的な訓練・支援プログラム の作成に拍車がかかります。また、高次脳機能障害をもつ方々 への支援の試行的実践は年度内はこれまで通りに継続されます。 各自治体及び国リハの事業報告は新しい発表方法として、OHPを 使用しながら十分な発表時間を確保して実施されました。各自治 体のモデル事業への取り組みが、協議会出席者すべてに理解され、 ここにモデル事業についての共通認識が醸成された報告会となり ました。このようにして報道関係者と多数のオブザーバー及び 一般傍聴者が見守るなか2時間の予定時間を40分ほどオーバーし 会議は成功裏に終えました。
 なお、平成15年度第2回地方拠点病院等連絡協議会は平成15年 10月下旬に予定されており、さらに多くの登録事例とそれを受け た調査結果に基づき、最終報告の原案がまとめられることになって います。本モデル事業の最終年に当たり、当センターが引き続き 高次脳機能障害のリハビリテーションに中心的な役割を担ってい くために重要な1年となります。

地方拠点病院等連絡協議会の様子 作業班会議の様子