研究所及び同事務室の紹介
研究所



 平成15年2月号から運動機能系障害研究部を始めとする6研究部 を紹介して参りましたが、研究所の「取り」として研究所全体と 事務室を紹介します。
 研究所の研究組織としては、研究所長以下、6研究部・13研究室 (研究員22名と義肢装具士6名の総員28名)の体制により「身体 障害者の自立と社会参加並びにQOLの向上」を目的とし、このため のリハビリテーション支援技術、福祉機器の開発、社会システム 及び身体障害者の健康の維持・増進に関する研究を行っております。 また、これら研究を行うために、無響室や水中実験室を始め、 動作解析システム、MEG、fMRI及び電動車いすシミュレータなどの 最先端の研究機器を整備しております。
 研究所には、6研究部の他に企画調整官が置かれており、その 下に主任企画官と現在2名の企画官が配置されております。 いわゆる研究所事務室には、主任企画官と研究所係長(組織上は 管理部企画課)に加え9名の非常勤職員(うち5名が所長又は 部付き)が勤務しており、総勢11名の職員にて研究所に属する 事務処理やセンター内の全ての研究費の執行に関する事務等を 行っております。
 現在、研究所事務室では、科学研究費(文部科学省)、厚生 労働科学研究費(厚生労働省)及び民間団体からの研究費 (テクノエイド協会他)等の管理・経理を行っており、その額 は2億円を超えております。
 近年、一部の研究者による不適切な補助金の取扱いが報道 されるなど、研究費を巡る不祥事が頻発しており、この不正 行為の防止策として、研究費の適正な管理・経理の徹底が強 く求められております。
 このため、平成13年度以降、国の研究費は、直接研究者に 管理や執行を行わせず、研究者の所属する機関の長に委任する システムが取られるようになったところです。
 この委任に伴い、従来の研究費の支出事務に、平成13年度 以降は契約事務が加わり、更には研究費の交付件数も年々増加 しており、勤務時間内では処理しきれない状況下にありますが、 愚痴を零さずいつも笑顔を絶やさず、更に『ホウ(報)・レン (連)・ソウ(相)』を合言葉に業務に取り組んでいます。
 いずれにしても、研究所では研究員も事務職員もお互いの 立場を理解しつつ、研究所長を始め各職員が一丸となって研究 目的の達成のために、日夜努力を続けております。


研究所組織図