平成17年度 リハビリテーション心理職研修会(基礎) を終えて |
研修担当:指導部相談判定課 心理判定員 間野 弘道 |
去る5月23日(月)〜27日(金)の5日間、本センター学院において、
平成17年度リハビリテーション心理職研修会(基礎)が開催されました
ので御報告いたします。
新年度学院研修会のトップバッターとして本研修会には、北は北海道
から南は九州まで定員20名に対し、32名もの御参加をいただきました。
受講者は、更生相談所や福祉施設、病院等で働く心理職又は心理職近接
領域の専門家で、身体障害者領域での心理職務経験が5年未満のフレッ
シュな皆様方でした。リハビリテーション心理職研修会においては、高
次脳機能障害の関係で、神経心理学に関するプログラムも含まれている
ことから、近接領域の専門家も、この研修会に対しては、強く関心を持
たれたのだと思われます。
今回のプログラムは別表のとおりです。各身体障害(肢体不自由、視
覚、聴覚・言語、内部)や高次脳機能障害の理解、リハビリテーション
心理職としての考え方や知識、実務等について、各分野の専門の先生方
から御講義をいただきました。
また、グループ討議では、受講者の皆様の業務の状況や内容等の情報
交換や心理職としての課題についての意見交換が活発になされました。
私は5月1日付で心理判定員として採用されたばかりですが、初スタ
ッフ、心理職新任の立場で今回の研修会に参加させていただきました。
私自身、身体障害や心理についての知識も経験も少ないので、各講師の
皆様方には、各分野の内容を経験や具体例を交えて、とても理解しやす
いように教えていただき、大いに勉強になりました。初スタッフとして
も、講師の皆様方や受講者の皆様方が快適に研修会を過ごされるようこ
ころ配りに努めましたが、いたらぬ点も多々あったと思います。スタッ
フとしても、まだまだ未熟であったと思いますが、今後の研修にこの経
験を活かしていきたいと思います。
最後に受講者の皆様からいただいたアンケートの回答をいくつか紹介
したいと思います。「リハ領域に必要な知識を幅広く得ることができた」、
「情報交換、グループ討議の時間が良かった」、「学問的というより臨
床的でわかりやすかった」等の御意見がある一方、「講義内容は良かっ
たが、どの講義も時間が足りない」、「概論的な話が多かった」等の御
意見もございました。今後、アンケートを参考に本研修会の企画・運営
を考えていけたらと思っています。
受講者の皆様が、今回の研修の成果をそれぞれの現場で活用していた
だき、ますます御活躍されることを期待して、御報告を終わらせていた
だきます。
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月日 | 午前 | 午後 | |||||||||||||||||||
5 月 23 日 (月) |
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24 日 (火) |
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25 日 (水) |
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26 日 (木) |
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27 日 (金) |
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