〔センター行事〕 |
第27回リハ並木祭開催される |
並木祭実行委員会 |
去る10月14日(土)、穏やかな秋晴れのもと、国立身体障害者リハビリテーションセンターと国立職業リハビリテーションセ
ンターにおいて、第27回リハ並木祭が開催されました。今年は、一般公開の前日から例年とは少し違った趣向で並木祭が進めら
れたので、ご紹介します。
一般公開の前日である13日(金)は、夕方から開会式が実施され、障害状況の異なる利用者3名が力を合わせて開会宣言をし
た後、恒例のテーマ及びポスターの最優秀作品表彰式がありました。今年も沢山の応募作品の中から、テーマは『鼓動 躍動
感動のハーモニー』が、ポスターは白地に秋の深まりを期待させる紅葉をモチーフにした作品が選出されました。
その後約1時間、利用者と職員のみを対象に、今年初めて内覧会を開催しました。展示発表に限定した内容でしたが、準備に
追われるなどして並木祭をゆっくり見学できない利用者を一人でも減らすことが目的でした。それでも実際に会場設営や飾り付
けなどの準備が内覧会までに終わらなかった企画もありましたが、並木祭後のアンケートによると「見学できてよかった」とい
う感想が多かったので、今後はさらに内容を充実できるよう検討していきたいと思います。
一般公開日の14日(土)は、例年どおり訓練紹介やクラブ紹介、グルメストリートにおける模擬店、講堂での東京サロンオー
ケストラ等のコンサート、地域団体からの参加企画などが賑やかに並木祭を彩りました。
特にグルメストリートは大人気で、家族連れの来場者や修了生などで繁盛し、販売しているメニューが早々に売り切れてしま
うなど、予想を上回る人出でした。
また、陸上競技場では、昨年同様「ASエルフェン狭山FC」によるサッカー教室や「NPO法人モンキーマジック」によるウォー
ルクライミングが企画参加し、利用者と地域の方々との交流を深める機会となりました。
もちろん、両センターの屋内会場で実施された企画も沢山の来場者の方々に楽しんでいただけたと思いますが、そのほかで
は講堂での演奏会が好評だったようです。今年は、軽音楽部によるライブ演奏と東京サロンオーケストラによるコンサートが
開催されましたが、どちらの演奏会も会場を後にした方々からは賞賛の言葉と共に、今後も講堂での企画を増やして欲しいと
のご意見も頂きました。
今年は、障害者自立支援法により当センターのサービス提供体系が新しく生まれ変わる、変革の最中に並木祭が実施されま
した。より魅力ある文化祭を目指すためにも、これまで当センターが27年間の歴史の中で培ってきた知識と経験を活かし、今
後も並木祭のあり方は変容していくことと思います。
すでに今回の並木祭において、パンフレットがチラシに一本化されたり、企画数が減少したりと、これまでとは違った雰囲
気を感じられた方も多かったと思いますが、来年は生まれ変わったセンターの中身を、より魅力のある企画を通して皆様にご
紹介できるように準備を進めていきたいと考えております。
変革の時期にあって、並木祭の運営に協力していただいたセンター内外の沢山の方々、並木祭に期待して来場してくださっ
た沢山の方々にこの場をお借りして厚くお礼を申し上げます。今後ともあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。