〔センター行事〕 |
第23回業績発表会開催報告 |
管理部企画課 |
センターにおいて、年末の恒例行事となっている「業績発表会」も今年度で23回目となりました。
この業績発表会は、「職員がその事業や学術研究のうえで、成し遂げた成果を発表・討議する機会を設けることによって、職
員相互の研鑽と連帯の強化を図り、効果的・総合的なリハビリテーションの推進を図る」(業績発表会要綱抜粋)ことを目的に
年1回毎年開催されているものです。
平成12年度からは、各国立更生援護施設の職員へも参加の呼びかけを行っています。
真夏の7月から演題募集を開始していましたが登録の出足が遅く、事務局としては心配をいたしましたが、最終的には演題数
50題と例年より若干多い結果となりました。内訳は、口頭発表41題、ポスター発表9題でした。
本年度の傾向としては、一つの演目に集中することなく、それぞれ平均的に出題されたように感じています。例年2〜3題で
あったポスター発表が9題出されたことも特色と言えましょう。
また、今年度は、障害者自立支援法の完全施行の年であったこともあり、「指定障害者支援施設」の指定を受け、大きく様変
わりを遂げた更生訓練所の“事業体系”や“その取り組みや準備状況”について報告されたことも特筆すべきことと思います。
そして、残された“今後の課題”について、全職員の共通認識になったことは大変有意義なことでした。
全体的には、口頭発表の演題分類毎の9セッションでは、そのセッション分野の専門の職員が座長として進行に当たり、質疑
応答を通して活発な意見交換がなされました。また、ポスター発表においても、工夫を凝らしたポスターにより参加者の興味を
視覚的に訴えていました。中には、試作機によるデモンストレーションを行って注目を集めた発表もありました。
当日のプログラムは、ほぼ例年並みに進行しましたが、特別講演については、9月以降実施している職員研修(第4回)も兼
ね、環境省前事務次官(現、財団法人休暇村協会理事長)炭谷茂氏をお招きして、大変貴重なお話を伺うことが出来ました。詳
細については、「第4回センター職員研修会開催報告」として、本誌2月号でご紹介する予定です。
また、恒例ですが、優秀な発表には総長より表彰状が授与されました。業績発表会資料(予稿集)での事前審査と当日の発表
内容について、審査委員会による厳選な審査の結果、次の方々が表彰されました。(敬称略)
○優秀賞 |
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病院第一機能回復訓練部 | 山本 正浩 |
更生訓練所指導部生活訓練課 | 石渡 博幸 |
研究所障害福祉研究部 | 北村 弥生 |
更生訓練所指導部指導課 | 三好 尉史 |
○奨励賞(国立施設勤続10年未満、40歳未満の職員) |
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病院看護部 | 廣田 早苗 | 研究所障害工学研究部 | 畠 直輝 |
研究所感覚機能系障害研究部 | 小松 知章 |
研究所運動機能系障害研究部 | 中島 剛 |
研究所福祉機器開発部 | 石渡 利奈 |
○特別賞(国リハ以外の施設からの発表者) |
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国立塩原視力障害センター教務課 | 小林 好彦 |
優秀賞受賞者(上記の4名)の皆さんからは、発表の概要を含め、今後の抱負等について、次号(本誌2月号)で語って頂く
予定ですのでご期待下さい。
なお、全演題・発表者及び予稿(一部未公開を除く)を、センターホームページに掲載しておりますのでそちらもご覧いただ
ければ幸いです。
最後に、非常に過密スケジュールで実施された今回の業績発表会でしたが、大過なく終了できましたことに対し、発表いただ
いた皆さま、前日の準備から当日の運営までご尽力を頂きました職員の皆さまに事務局一同深く感謝申し上げます。