〔国際協力情報〕
平成19年度 JICA補装具製作技術コース研修員紹介
管理部企画課


 当センターでは現在、JICA補装具製作技術研修を9月18日から11月29日までの約2ヶ月間実施しています。本研修は、義肢装具の製作技術者が知識と技術を研修し、帰国後に自国における伝達、普及活動に貢献することを目的として26年間実施しており、昨年度までに37か国116名が研修を受けました。

 本年度はコロンビア、ドミニカ共和国、ミャンマー、フィリピンの4か国4名が研修に参加し、義足の製作技術を学んでいます。研修期間も半分を過ぎ、日本の生活にも慣れてきました。以下は研修員の自己紹介です。



Leonardo Fabio Morales Beltran レオナルド ファビオ モラレス ベルトラン (コロンビア)


(写真1)レオナルド ファビオ モラレス ベルトラン  (写真2)コロンビアの地図

 私はレオナルド・モラレスです。コロンビア総合リハビリテーションセンター(CIREC)の義肢製作技術者です。CIRECは民間が運営し、整形外科とリハビリテーションの医療サービスを提供するNGOです。

 私の母国コロンビアは南アメリカの北側に位置し、日本との時差は14時間です。

 人口は4300万人強で、公用語はスペイン語です。

 私は主都ボゴタで妻と暮らしています。ボゴタは海抜2600メートルの高地にあります。

 今、義肢装具製作技術研修に参加していますが、日本で研修するなどという事は今まで想像できませんでした。JICAと国立リハビリテーションセンターが日本という国と日本の友好的な人々を知るすばらしい機会を下さいました。

 研修では技術の他に、日本人が働く姿勢について、時間に正確で緻密である等沢山の事を学んでいます。私はこれらの事を、コロンビアの障害がある人々の役に立つために重要な事として、自分の同僚達に伝えたいと思います。 

 日本で経験している様々な事や場所、義肢装具士の皆さん、親切なスタッフの皆さんのことを決して忘れないでしょう。

 ありがとうございます。




Victor Antonio Diaz Mendoza ヴィクトル アントニオ ディアス メンドーサ(ドミニカ共和国)


(写真3)ヴィクトル アントニオ ディアス メンドーサ  (写真4)ドミニカ共和国の地図

 はじめまして。おはようございます。私はヴィクトルです。ドミニカ共和国のサント・ドミンゴから来ました。仕事は義肢装具技術者です。研修コースは補装具製作技術です。どうぞよろしくお願いします。(日本語で書きました)“

 私はビクトル・アントニオ・ディアス・メンドーサです。私は主都サント・ドミンゴで生まれました。年齢は40歳で、妻と5人の娘がいます。趣味は読書、ジョギングとビーチに行く事です。

 親愛なる皆様へ。カリブの真の心、ドミニカ共和国はエキゾチックな自然、陽気な人々、美しい夕暮れ、輝く太陽、白い砂浜の美しいビーチがある国です。サント・ドミンゴはアメリカ大陸で最初にできた植民都市です。街角にはコロンブス時代の新世界の歴史の名残りが残っています。代表的な音楽“Mereugue (Disimula)”を楽しんで下さい。

 ドミニカ共和国はイスパニョーラ島の東3分の2を占め、両側にはカリブ海と大西洋が広がります。西にはプエルトリコ、東にはキューバ、ジャマイカがあります。

 私はドミニカ リハビリテーション協会で働いています。本協会は1963年に設立されたNGOです。身体障害者、知的障害者や学習障害のある子供にサービスを提供しています。



Aung Ko Latt アウン コーラット(ミャンマー)


(写真5)アウン コーラット  (写真6)ミャンマーの地図

 私はアウン・コーラットです。年齢は29歳、独身です。マンダレーにあるイエナダ・ハンセン病院で義肢装具製作技術者として働いています。両親、弟と一緒に山間部にある病院の寮に住んでいます。父は農業をしていて、母は家におり、弟は大学生です。好きなスポーツはサッカーとバレーボールです。趣味はアクション映画やドラマを見る事で、ミャンマーの伝統音楽も好きです。好きな食べ物は豚肉と魚です。

 どうぞよろしくお願いします。



Joseph Flores Rayo ジョセフ フローレス ラヨ(フィリピン)


(写真7)ジョセフ フローレス ラヨ  (写真8)フィリピンの地図

 私はジョセフ・フローレス・ラヨです。

 私はJICA補装具製作技術研修に参加できた事に大変感謝しています。

 研修では、適切な義足を作るための新しい知識、技術について沢山の事を学んでいます。

 また、日本滞在により、一つの国の人が他の国の事をもっと深く知る機会にもなります。

 この研修で、自分自身の仕事に対するモチベーションが高まり、自信を持って仕事をして、フィリピンで義肢を使用している方々のことをより配慮する事を学んでいます。

 私の年齢は42歳です。妻と2人の子供がいます。

 私の趣味は、読書(小説、雑誌、辞書、聖書)、古典音楽、ダンス、映画鑑賞とジョギングです。仕事は政府が運営するフィリピン整形外科センターという病院で、義肢装具製作部門の主任をしています。勤務時間は8時から17時です。

 仕事が休みの日は家族と過ごしています。

 “マラミン サラマート ポ サ インソン ラハッ”(タガログ語で“皆さんどうもありがとうございます”の意味)