総合防災訓練の実施について
管理部総務課



 当センター消防計画第41条に基づき、平成19年度第2回目の総合防災訓練を10月25日(木)に所沢市東消防署の協力を得て実施しました。

 10月1日から最大震度5弱以上が推定される地震の際には、「緊急地震速報」がテレビやラジオを通して報道されることになったのを踏まえ、今回の防災訓練は「緊急地震速報」が発せられた想定で、全館放送による通報訓練や身の安全を確保する訓練と、二次火災が発生した想定で通報訓練、消火訓練及び避難訓練を実施し、また、災害非常食炊出し訓練、起震車(地震体験車)による地震体験及び煙体験も併せて実施いたしました。

 地震速報発生時の身の安全の確保については、通常では机の下に潜ることが考えられますが、それが困難な車椅子利用者等はどうすれば良いかなど、各訓練室にあった方法等について検討する必要があることが検証されました。

 避難訓練では、第一次避難場所までの避難誘導並びに取り残された者がいないかの検索活動を行い、避難人員を確認した後、第二次避難場所である陸上競技場に避難場所を移しました。

 炊出し訓練では各職員の協力を得て陸上競技場に必要な物品を搬出し、現地で調理を行い、災害時における非常食(アルファー米、スープ等)について参加者に提供いたしました。

  また、防災訓練では起震車による地震体験訓練を初めて行いました。始めに職員によるデモンストレーションとして総長と総務課長が車椅子に乗って震度6と震度7の体験をしましたが、震度7では車椅子の前輪が浮いてしまい後方に転倒する可能性があることも分かりました。これら緊急地震速報時の対応(設備面も含む)を始めとする地震対策について、更に検討を進める必要があることが明らかとなりました。



(写真1)起震車による地震体験訓練
起震車による地震体験訓練

(写真2)災害非常食炊出し訓練
災害非常食炊出し訓練

(写真3)煙体験
煙体験