〔センター行事〕
国立身体障害者リハビリテーションセンター
体育祭開催される
体育祭実行委員会



 平成20年度(第29回)国立身体障害者リハビリテーションセンター体育祭が6月20日(金曜日)陸上競技場において、雨が心配されましたが梅雨時期の曇り空にしては暑くもなく寒くもない気候に恵まれ開催されました。
 今年の体育祭は、開設以来初めて、国立職業リハビリテーションセンターが参加されなく、国立身体障害者リハビリテーションセンター単独での体育祭開催となりました。今回はリハセンター単独開催のため、参加できる利用者の障害区分の人数に差があるため、前回まで行っていた各障害別の競技を見直すとともに、利用者等から提案のあった「10人11脚」、「ストラックアウト」と「アキュラシー(フリスビーを5m先にある輪のゴールを通過させる)」の3つの競技を新たに行うことを決定しました。
 開会式では、利用者を代表して阿部納央美さんの開会宣言、白組の代表の加藤孝志さんからの優勝杯返還、選手を代表して丸山暁さんの力強い選手宣誓、準備体操は学院RS学科の山口裕輝さんが中央指揮台で、光吉直哉さん、山下文弥さんは車いすに乗車しながら3人の指揮により行われ競技が始まりました。


(写真1)選手宣誓

 競技は恒例の参加者全員で行う「大玉送り」で始まり、新競技の「10人11脚」では、折返しごとに競技者が1人ごと増えていくため、最後には全員のタイミングが合わずなかなか進まないチームもありました。「ストラックアウト+アキュラシー」の競技ではビニールボールをボードに当てること、フリスビーを輪のゴールを通過させる、などの確実性が必要な競技で、視覚の利用者がゴールを通過させると歓声が上がり、失敗すると溜息がでるなど応援する人と一体となった競技でした。また、学院生が色々なパフォーマンス(後ろ向きに走る等)を見せるなどパン食い競争は盛り上がり、午前中は8競技が行われました。

 

(写真2)大玉送り (写真3)フリスビーが輪のゴールを通過するか!

 昼食を挿み午後の競技は、綱引きのほかに各種紅白リレーが行われ、各種リレーでは出場数が紅白の2組ということもあるのか物足りない感じを受けましたが、競技自体は盛り上り無事終了しました。
 注目の成績は、白組のスタートダッシュにより中盤までは大きくリードしていましたが、中盤から終盤にかけて紅組が盛り返したため、紅組が逆転し3年ぶりに優勝か?と思われましたが、最終結果は、紅組303点、白組327点で白組が連続優勝を遂げました。
 閉会式では優勝した白組代表の青木貴男さんに江藤更生訓練所長より優勝杯が授与され、江藤所長の講評に続き、利用者代表の箕輪健さんの閉会宣言をもって今年度の体育祭の幕を閉じました。
 最後になりましたが、利用者、学院生、職員の皆様には、準備から後片付けまでご協力いただき有り難うございました。特に体育関係職員の方々には競技ルールの見直しから、利用者の出場者分け等まで本当に有り難うございました。

 

(写真4)江藤更生訓練所長から白組代表の青木貴男さんに優勝杯授与