〔国際協力情報〕
平成20年度JICA補装具製作技術コース研修員の紹介
管理部企画課



 当センターにおいて9月22日より12月4日までの2ヶ月半の予定で、JICA補装具製作技術研修が始まりました。本研修は開発途上国の義肢装具製作技術者に対して、義足の製作研修を実施するものですが、本年は定員4名のところ、研修員の事情等により2名での研修となりました。
 2名の研修員はドミニカ共和国とラオスからの中堅の技術者です。
 研修員に自己紹介をしていただきました。

 

Mr. Sommay Kinohm(ソマイ キノーム)ラオス
 私はソマイ・キノームです。ラオスの主都ビエンチャンのシャイタニー地区にあるカンブン村に住んでいます。私は1992年から国立リハビリテーションセンターの義肢装具製作部門で義肢装具の製作技術者として勤務しています。
 義肢装具製作部の職員は義肢装具士を含めて21名です。勤務は月曜日から金曜日の8時から16時で、昼休みは1時間です。
 家族は私と今年の1月に結婚した妻の2人です。将来は男の子と女の子が欲しいと思っています。妻は会社に勤務しています。仕事が終わると2人で市場で買い物をし、一緒に夕食を作ります。週末は友人宅を訪問します。
 来日前、アジアで非常に有名な国、日本について色々と聞いて、是非、日本を訪れたいと思っていました。JICAの研修コースに参加でき、来日して私が見た日本は建物、文化、食べ物、気候等多くの事が自分の国とは違っていました。
 しかし、人々が親切でお互いを尊敬しているところはラオスと同じです。
 国立リハセンターと所沢インターナショナルファミリーの皆さんはとても親切で、忘れる事ができないでしょう。
 研修が終了し帰国したら、ラオスの切断患者さんのために研修で学んだ知識を生かし、日本の人々の事を伝えたいと思います。
 コップ チャイ ライライ(ラオス語で“ありがとう”)

 

Mr. Willmore Rafael Estevez Martinez(ウィルモア・ラファエル・エステベス・マルティネス)ドミニカ共和国
 私はドミニカ共和国のウィルモア・エステべスです。1995年からドミニカリハビリテーション協会の義肢装具製作部で技術者として勤務しています。
 家族は大学生の妻のマリセラと2人です。
 勤務は月曜日から金曜日の8時から16時までで、土曜日は自宅で妻と過ごし、時には友人とカフェバーに行きます。日曜日は両親のもとを訪ねたり海岸に行きます。ドミニカ共和国には大変美しい海岸があります。
 ムチョス・グラシアス(スペイン語で“どうもありがとう”)


(写真1)JICA補装具製作技術コース研修開講式で。左がソマイ・キノームさん、右がウィルモア・エステべスさん
(JICA補装具製作技術コース研修開講式で。左がソマイ・キノームさん、右がウィルモア・エステべスさん)


(写真2)国際福祉機器展を見学(左がソマイ・キノームさん、右がウィルモア・エステべスさん)
(国際福祉機器展を見学)