〔センター行事〕
第29回リハ並木祭を終えて
リハ並木祭実行委員会事務局



 去る10月18日(土)、秋晴れの良い天気に恵まれ、国立障害者リハビリテーションセンターと国立職業リハビリテーションセンターにおいて、第29回リハ並木祭を開催いたしました。さわやかな青空の下、多くの来場者をお迎えすることができました。
 一般公開の前日である17日(金)は、開会式と内覧会を行いました。昨年に引き続き利用者が開会式の司会を務め、利用者実行委員による力強い開会宣言で開会されました。恒例のテーマ及びポスターの表彰では、テーマ89点、ポスター21点もの多くの応募を頂き、実行委員会での選考も難航しましたが、テーマは『輪−つながる・広がる・分かち合う−』と決まりました。ポスターは秋のイメージを考え、背景は真っ赤な和傘でテーマの「輪」と日本の「和」をかけてデザインした作品が選出されました。
 開会式後、約1時間程度、利用者と職員を対象とした内覧会を実施しました。中には準備に時間がかかり、内覧会に間に合わない企画もあったようです。日程についてはアンケートの結果も参考に検討していきたいと思います。
 一般公開の18日(土)は、例年通り、訓練紹介、クラブ紹介、グルメストリートにおける模擬店、講堂での企画、地域団体からの企画参加など賑やかに並木祭を彩りました。
 講堂企画は、毎年恒例の軽音楽部並木祭ライブや東京サロンオーケストラコンサートで、賞賛のお言葉をいただきました。また、昨年に引き続き自立訓練の利用者によるロビー演奏会(ハンドベル演奏)が大変な人気を集めていました。第一体育館ではツインバスケットボール紹介、車いすバスケットボールチーム紹介、ウィルチェアーラグビー紹介が行われ、OBを含め、多くの方が見学されていました。これまで練習を重ねてきた利用者の方のイキイキとした姿や、訓練では見ることのできない輝いた一面をかいま見ることができ、本番を終えた利用者の方の充実感あふれる笑顔が印象的でした。
 今年は国立障害者リハビリテーションセンターと名称を変えて初めての並木祭の実施となりました。実行委員の利用者の方を始め、多くの利用者のみなさんが、積極的に企画の参加をしていただいたおかげで盛り上げることができたのだと思います。また、地域の障害者団体や当事者団体の参加もあり、外部の方々にセンターを知っていただく機会にもなったのではないかと思っています。
 実行委員会では、皆さまのご意見を参考に次年度以降のリハ並木祭のあり方を考えていきたいと思います。並木祭の運営にご尽力いただいたセンター内外の多くの方々、並木祭を楽しみに来場してくださった方々にこの場を借りて厚くお礼申し上げます。また、今後とも温かいご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。


(写真1)本館玄関前に飾られた立看板
(本館玄関前に飾られた立看板)
(写真2)賑わうグルメストリート
(賑わうグルメストリート)
(写真3)開会式で表彰されるテーマ最優秀者
(開会式で表彰されるテーマ最優秀者)
(写真4)自立訓練利用者によるロビー演奏会
(自立訓練利用者によるロビー演奏会)