〔病院情報〕
病院機能評価認定について
病院 医事管理課


 当センター病院は、平成20年10月20日付をもって、晴れて財団法人日本医療評価機構(以下「機構」という。)が実施する病院機能評価認定病院となりました。
 認定には、機構が実施する病院機能評価審査の領域である「病院組織の運営と地域における役割」「患者の権利と安全確保の体制」「療養環境と患者サービス」「医療提供の組織と運営」「医療の質と安全のためのケアプロセス」「病院運営管理の合理性」等の評点が一定の水準以上であることが必要です。
 病院が提供する医療サービスは、医師、看護師等の専門職の技術的・組織的連携によって行われていますが、医療の受け手である患者のニーズに基づく質の高い医療を効率的に提供していくためには、病院の充実・向上が図られる必要があります。
 当センター病院では、第三者の評価を受けることで、効果的に@患者サービス向上、A職員の意識改革、B現状の客観的評価、C経営改善、D医療の質の改善等がなされると考え、機構が実施する病院機能評価を受審することとなりました。
 平成18年8月に機構の審査を受けると決めてから、各部各職種一丸となって準備を進めてきました。400項目以上の審査項目について、自己点検による改正点を洗い出すことから始め、医療の安全確保や患者サービスの向上など求められる基準をクリアするための業務改善や体制整備を行ってきました。また、既認定病院からのアドバイスや指導も何度となく仰ぎました。準備を開始してから8ヵ月後の平成19年3月に、訪問審査員8名、3日間の本審査に臨みました。
 およそ3ヵ月後に結果が出ましたが、残念ながら改善要望事項7項目・留意事項2項目について更なる改善を求められ、認定証の交付には至りませんでした。当該項目については、その後1年以上をかけて体制整備を行い、本年7月9日に再審査申込、10月10日に再度の訪問審査を経て、10月20日になってようやく認定となりました。足掛け3年に亘る病院の懸案事項がここに成果をみた次第です。
 認定期間は5年間有効(平成20年10月20日から平成25年10月19日まで)でありますが、5年後の再受審に向けて、今まで積み上げてきたものが後退することなく、更に充実・向上していくよう、病院職員一同、努力していきたいと思います。
 病院機能評価に向けてご理解、ご協力いただきました関係者の皆様方にお礼申し上げますとともに、準備に努力してきた職員の労をねぎらい、ご報告に代えさせていただきます。

 

(写真)日本医療機能評価機構の定める認定基準を達成している事を証明する認定証