〔センター行事〕
第30回リハ並木祭を終えて
リハ並木祭実行委員会事務局


 去る10月17日(土曜日)、並木の葉も色づき始め、秋らしく過ごしやすい天気に恵まれ、国立障害者リハビリテーションセンターと国立職業リハビリテーションセンターにおいて、第30回リハ並木祭を開催いたしました。今回も多くの来場者をお迎えすることができました。
 一般公開の前日である16日(金曜日)は、開会式と内覧会を行いました。昨年に引き続き利用者が開会式の司会を務め、利用者実行委員による爽やかな開会宣言で開会されました。恒例のテーマ及びポスターの表彰では、テーマ75点、ポスター15点のご応募をいただいた中から実行委員会での選考も難航しましたが、テーマ部門は『並木の向こう 新しい未来へ』が最優秀作品として選出されました。ポスター部門では、新しい日々に希望があることを表現した朝日の中に、リハビリテーションの象徴としての樹木と、中心には人間をモチーフした「30」の数字が描かれた作品が最優秀作品として選出されました。ポスターの作者から「センターの人々が毎日希望に満ち、それを目指し30年間努力していったこと、そして未来へ繋げていくことを象徴しています。」とのコメントをいただきました。
 一般公開の17日(土曜日)は、例年通り、訓練紹介、クラブ紹介、グルメストリートにおける模擬店、講堂での企画、地域団体からの企画参加等があり、賑やかに並木祭を彩りました。特別企画の東京サロンオーケストラ恒例コンサートでは、「生オケ」と「指揮」の利用者共演や、来場者全員で「崖の上のポニョ」を合唱する等、盛り上がりをみせました。この外、講堂企画では毎年恒例の軽音楽部並木祭ライブや、ハワイアンバンド、ウクレレ演奏が行われ、大盛況でした。また、第一体育館ではツインバスケットボール紹介、車いすバスケットボールチーム紹介、ウィルチェアーラグビー紹介が行われ、OBを含め、多くの方が見学されていました。
 今年は30回目の並木祭実施となりました。実行委員の利用者の方を始め、多くの利用者のみなさんが、積極的に企画の参加をしていただいたおかげで盛り上げることができたのだと思います。また、地域の当事者団体等の参加もあり、日々の活動についての報告や、交流・情報交換の場となり、「地域とのつながり」を深めることができました。さらには、外部の方々に広くセンターを知っていただく機会や、修了生同士の旧交を温める場にもなったのではないかと思います。
 並木祭の運営にご尽力いただいたセンター内外の多くの方々、並木祭を楽しみに来場してくださった地域の方々にこの場を借りて厚くお礼申し上げます。また、今後とも温かいご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

(写真1)正面入口を飾る看板
正面入口を飾る看板
 
(写真2)賑わうグルメストリート
賑わうグルメストリート
  (写真3)開会式で表彰されるテーマ最優秀者
開会式で表彰されるテーマ最優秀者
  (写真4)ツインバスケットボールデモ試合
ツインバスケットボールデモ試合