〔センター行事〕
第31回リハ並木祭を終えて
リハ並木祭実行委員会事務局 総合支援課 山本 ななせ


 去る10月23日(土曜日)、澄み渡った秋晴れの空の下、国立障害者リハビリテーションセンターと国立職業リハビリテーションセンターの共同主催による、第31回リハ並木祭を開催いたしました。
 一般公開の前日である22日(金曜日)は、午後から開会式と内覧会を行い、開会式では司会進行、開会宣言を利用者実行委員が行い、和やかな雰囲気の中で取り行われました。テーマ及びポスターの表彰を行い、それぞれの最優秀作品及び優秀作品各1名に賞状と記念品が授与されました。テーマ部門の最優秀作品は、小山田 祥子さんの作品『十人十色〜自分の色を見つけよう!!〜』であり、一人ひとりの個性を尊重し、それぞれの未来へ進んで行こうという内容です。ポスター部門では、大津 和貴子さんの作品で、カラフルなピアノの鍵盤の上を、可愛らしい、女の子と犬が前進している様子が描かれた、さわやかな色使いの作品で、「ポスターを見ると並木祭に来たくなるような、楽しい雰囲気をイメージして製作した」という作者の気持ちが十分に表現された作品でした。この作品は、ポスターの他に、パンフレットに使用され、並木祭に華を添えました。
 一般公開の23日(土曜日)は、例年通り、訓練紹介、クラブ紹介、グルメストリートにおける模擬店、講堂での企画、特別企画の東京サロンオーケストラ恒例コンサート、地域団体からの企画参加等、賑やかに並木祭を彩りました。また、講堂企画の軽音楽部ライブや、ウクレレ演奏等、さらに本館玄関付近での地域団体による和太鼓の演奏や、修了生によるテルミンの演奏が行われ、来場者からも好評をいただき、その音に楽しく耳を傾ける光景が見られました。第一体育館ではツインバスケットボールや、車いすバスケットボール、ウィルチェアーラグビーの紹介や、現役の部員対OBの試合、体験会等が行われました。多くの方が見学、参加され、賑わいを見せました。迫力ある試合を行った選手も、体験会では穏やかな表情で丁寧に説明し、来場者と交流を深め、会場のあちらこちらで笑顔が見られました。
 また、今年も多くの修了生の方が来場されました。会場のいたるところで職員や、利用者、修了生同士で「話の輪」が出来ていました。中には、十数年ぶりに来所された修了生もおり、思い出話が尽きないようでした。
 第31回目の開催となった今回の並木祭ですが、実行委員の利用者の方を始め、多くの利用者のみなさんが、積極的に企画へ参加し、盛況のうちに終わることが出来ました。また、地域団体の皆様に参加していただいたこともあり、日々の活動についての報告や、交流・情報交換の場となり、「地域とのつながり」を深めることができました。並木祭の運営にご尽力いただいたセンター内外の多くの方々、並木祭を楽しみに来場してくださった地域の方々にこの場を借りて厚くお礼申し上げます。また、今後ともご支援、ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

(写真)開会式(開会宣言)   (写真)東京サロンオーケストラと共演する利用者
開会式(開会宣言)   東京サロンオーケストラと共演する利用者
     
(写真)お仕事広場の様子(1)   (写真)お仕事広場の様子(2)
お仕事広場の様子(1)   お仕事広場の様子(2)
     
(写真)にぎわうグルメストリート    
にぎわうグルメストリート