〔センター行事〕
平成22年度
障害者週間記念事業開催報告(2)
①国リハセンター子ども体験デー
管理部企画課


 国立障害者リハビリテーションセンターでは、障害者週間記念事業の一環として、平成22年12月1日(水曜日)、12月10日(金曜日)の両日、「国リハセンター子ども体験デー」を実施いたしました。体験デーに、所沢市内の3つの小学校(美原小学校、伸栄小学校、並木小学校)から249名の子どもたちが参加され、アイマスク、障害者スポーツ、手話、ロボットなど様々な体験プログラムを用意してお迎えしました。
 アイマスクでは、アイマスクをつけて目の見えない方の疑似体験をしたほか、シミュレーションレンズキッドを使って、ロービジョンの方の物の見えにくさを体験しました。障害者スポーツでは、車椅子バスケットや視覚障害者のスポーツであるゴールボールを体験しました。手話では、手話通訳学科の先生より直接手話の手ほどきを受け、名前や数、色の表し方などを学びました。ロボットでは、コミュニケーションロボット「PaPeRo」との対話のほか、ロボットアームや股義足ロボット、筋電義手を体験しました。
 こうした体験を通して、子どもたちは、手や足、耳や目などに障害を持ったときの日常生活での不自由さを学ぶと同時に、障害を補う様々な手段や方法があること、またそうした手段・方法を取得するためにリハビリや訓練が必要であることを学んだようです。
 子どもたちからは「とてもいい勉強になった」「とても楽しかった」「また体験してみたい」との声をたくさんいただきました。当センターとしても、障害者リハビリテーションの総合的・中核的な機関としての特性を生かして、今後とも地域の子どもたちが障害について楽しく体験しながら学べる機会を提供していきたいと考えております。


●開講式
(写真)たくさんの子どもたちが子ども体験デーに訪れました。   (写真)岩谷総長より挨拶
たくさんの子どもたちが
「子ども体験デー」に訪れました。
  岩谷総長より挨拶。


●アイマスク体験
(写真)アイマスク体験の様子   (写真)ロービジョンの方の見えにくさについて説明を受けました
アイマスク体験の様子。   ロービジョンの方の見えにくさについて説明を受けました。
     
(写真)シミュレーションレンズキッドを使ってロービジョンの方の見えにくさを体験しました    
シミュレーションレンズキッドを使って
ロービジョンの方の見えにくさを体験しました。
   


●障害者スポーツ体験
(写真)段差での車椅子の操作法について説明を受けました。   (写真)車椅子バスケットを体験
段差での車椅子の操作法について
説明を受けました。
  車椅子バスケットを体験。
     
(写真)視覚障害者のスポーツゴールボールについて説明を受けました   (写真)アイマスクをつけてゴールボールを体験
視覚障害者のスポーツ「ゴールボール」に
ついて説明を受けました。
  アイマスクをつけてゴールボールを体験。


●手話体験
(写真)手話体験の様子1   (写真)手話体験の様子2
     
(写真)手話体験の様子3   (写真)手話体験の様子4
手話を使って、名前や数字、色の表し方について学びました。

●ロボット体験
(写真)筋電義手を使ってお菓子をつまむ体験をしました   (写真)キーパッドを使ってロボットアームを動かしペットボトルの蓋をつまみます
筋電義手を使ってお菓子をつまむ体験をしました。   キーパッドを使ってロボットアームを動かし、
ペットボトルの蓋をつまみます。
     
(写真)ロボットアームを動かし、スプーンが口元に来ればお菓子が口に入ります   (写真)股義足ロボットの説明を受けました
ロボットアームを動かし、スプーンが
口元に来ればお菓子が口に入ります。
  股義足ロボットの説明を受けました。