〔平成23年度運営方針(重点事項)①〕
国際協力
 


 当センターはリハビリテーション分野の技術と情報を国際協力の活動に生かすために、海外の関係機関・専門家との連携強化およびセンターの独自事業を進めていきます。平成23年度はこの方針に基づいて以下の活動を行う予定です。関係機関の皆様には引き続きご協力をお願い申し上げます。


1 リハビリテーションに関する国際協力

(1)西太平洋地域のWHO指定研究協力センターとの連携の強化

 当センターは"障害の予防とリハビリテーションに関するWHO指定研究協力センター"としてWHOに協力しています。西太平洋地域の障害とリハビリテーションに関する指定研究協力センター(4か国9機関)との共同活動を通じて、この地域におけるネットワークの構築を推進します。

(2)国際協力機構(JICA)を通じた技術協力

 開発途上国における障害者リハビリテーションの向上に寄与するために、JICAが実施している技術協力プロジェクトに協力します。

(3)センター独自の国際協力事業

 日中韓のリハビリテーションセンターとの相互協力を推進します。
 当センターは本年2月19日に中国リハビリテーション研究センター、韓国国立リハビリテーションセンターとの間で協力協定を締結しました。3センターはリハビリテーション技術の向上を図るために以下の協力活動を行います。

① 研究者およびリハビリテーション専門職の交流

② 共同研究の実施

③ 講義、講演、シンポジウム等の実施

④ 学術情報の交換


2 リハビリテーションに関する情報収集及び提供

(1)海外の関係諸機関とのネットワークの構築

 リハビリテーションに関する情報の収集・提供活動として次の活動を行います。

① WHO西太平洋地域の指定研究協力センターのニュースレターに参加し、当センターの活動の紹介と西太平洋地域の協力センターからの情報の交換を行います。

② 中国、韓国のリハビリテーションセンターとの情報交換を実施します。

③ 当センターで研修を行った海外のリハビリテーション専門家のニーズ把握と相互のリハビリテーションの向上のためのネットワーク作りの方法を検討します。

(2)国際協力に関する情報発信

 当センターが有するリハビリテーション技術や情報の普及を目的として作成しているリハビリテーションマニュアルを海外関係機関に配布するとともにホームページに掲載します。
 また、センターの活動を海外に情報発信することを推進するために、従来の英語版ホームページの充実のための検討、中国語、韓国語への翻訳等、海外からのアクセスを容易にするための取り組みを行います。