〔センター行事〕
第32回リハ並木祭を終えて
リハ並木祭実行委員会事務局 総合支援課 周藤 方史


 去る10月22日(土)、国立障害者リハビリテーションセンターと国立職業リハビリテーションセンターの共同主催による、第32回リハ並木祭を開催いたしました。

 一般公開の前日である21日(金)の午後から開会式と内覧会を行いました。開会式では司会進行、開会宣言を利用者実行委員が行い、テーマ及びポスターの最優秀作品及び優秀作品各1名に賞状が授与されました。テーマ部門は総数126点の中から最優秀作品として、石間 強さんの『今、私たちからできること』が選出され、また、ポスター部門は11点の作品の中から、歸山 千香子さんの作品が選出されました。ポスターの作者からは、『「今、私たちからできること」から、皆で手と手を取り合って力を合わせることだと考えてこのデザインにしました。』とのコメントを頂いています。この作品は、ポスターの他に、パンフレットに使用され、並木祭に華を添えました。

 一般公開の22日(土)は、訓練紹介、地域団体からの企画参加、クラブ紹介、グルメストリートにおける模擬店、講堂での企画、特別企画の東京サロンオーケストラ恒例コンサート等、賑やかに並木祭を彩りました。今回は新たに多くの地域団体からも参加頂き、さらに賑わいを増すことができたと思います。軽音楽部ライブや和太鼓演奏や自立訓練利用者による演奏会が行われ、来場者から好評をいただきました。第一体育館ではツインバスケットボールや、車いすバスケットボール、ウィルチェアーラグビーの紹介や、現役の部員対OBの試合、体験会等が行われました。多くの方が見学、参加され、賑わいを見せました。今年も多くの修了生の方が来場され、会場のいたるところで職員や、利用者、修了生同士で「話の輪」が出来ていました。リハ並木祭は修了生との再会の場でもあると再認識できたところです。

 今年度は雨天の中、また建て替え工事中での開催となりましたが、多くの方にご来場頂きありがとうございました。また、グルメストリート等屋外での企画につきましては、急遽出展の場所を変更し地域団体の方にはご迷惑をお掛けしたにもかかわらず快く受け入れて頂き、感謝申し上げます。第32回目の開催となった今回の並木祭ですが、実行委員の利用者の方を始め、多くの利用者のみなさんが、積極的に企画へ参加し、盛況のうちに終わることができたと感じています。また、地域団体の皆様に参加していただいたこともあり、日々の活動についての報告や、交流・情報交換の場となり、「地域とのつながり」を深めることができたことと思います。並木祭の運営にご尽力いただいたセンター内外の多くの方々、並木祭を楽しみに来場してくださった地域の方々にこの場を借りて厚くお礼申し上げます。

写真 利用者代表による開会宣言 写真 自立訓練部うたごえ演奏会
利用者代表による開会宣言 自立訓練部うたごえ演奏会
   
写真 グルメストリート(1) 写真 グルメストリート(2)
グルメストリート(1) グルメストリート(2)
   
写真 お仕事広場の様子
お仕事広場の様子