〔特集〕
平成27年度運営方針
企画・情報部
企画・情報部長 酒井 健治

1.リハビリテーションに関する企画・立案

(1)第2期中期目標の確実な実施に資する取組
 第2期中期目標の確実な実施を図るため、運営方針、人事評価の組織目標及び業績評価の目標が連動したPDCA評価シート(仮称)を作成する。また、企画経営本部等を中心に進捗を把握する。
(2)業務管理(リスク管理)の充実
 国の定める倫理指針等を踏まえた適切な研究活動が実施されるよう倫理審査委員会を、また、研究の公正性・客観性、信頼性の確保や活性化に資するための利益相反管理委員会を、定期的(年4回)に開催する。

2.リハビリテーションに関する情報収集及び提供

(1)事業成果の全体集約及び提供
 センター事業成果を広く発信するための「事業報告」や研究活動の成果を発信する「国リハ研究紀要」について計画的、着実に刊行を進める。
(2)利用者のニーズに応じた情報の発信
①センター全体の取り組みとして、利用者のニーズに応じた情報を発信するために情報バリアフリーを配慮したウェブサイト改良を行う。
②情報・支援センターの取り組みとして、障害当事者等への情報提供、研究成果の発表、支援方法・アセスメントの普及等を行う。
(3) 効果的な広報活動の展開
 日本語版及び英字版のパンフレット見直し、案内用DVDの更新、国リハニュースの刊行、等により効果的な広報活動に努める。
(4) 業績発表会の実施
 職員相互の研鑽と連携強化を図る目的の下に研究や業務実践上の成果をまとめ、発表・検討する業績発表会を12月に開催する。
 なお、本発表会で示された研究成果について、積極的に情報発信に努める。
(5) 全国の支援拠点機関の中核センター機能の発揮
 専用サイトによる全国の発達障害支援センターとの連携強化、高次脳機能障害における各都道府県支援拠点機関等との連携に努める。
(6) 情報基盤の構築及び運用管理
 総合医療情報システム及び利用者支援システムについて、課題や問題点等を把握し円滑な運用を図る。
 センターが保有する情報について、情報セキュリティ確保のための対策を検討する。
 政府情報システム改革のロードマップを踏まえ、本省の統合ネットワークと接続するための機器の整備や設定、接続後の運用のための手続き等を進める。

3.リハビリテーションに関する国際協力

 西太平洋地域のWHO指定研究協力センターとしての取組み、JICAを通じた技術支援への協力、日中韓のリハビリテーションセンター間の連携を、引き続き推進する。
 「障害の統計に関するワシントングループ会議」への参加や関係する国際会議等を通じた情報収集、ホームページの国際協力の掲載内容の充実や国際セミナーの開催等により情報発信する。
 アジア太平洋地域のリハビリテーション専門家養成に協力するとともに、技術協力等への職員派遣、海外からの視察者等の受け入れを通じて、センター事業の紹介や情報交換等を進める。