人工内耳装用児等の言語習得訓練状況についての全国調査と訓練法の開発

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厚生科学研究

「人工内耳装用児等の言語習得訓練状況についての全国調査と訓練法の開発」

― 全国調査結果の報告に当たり ―


 近年人工内耳の手術を受けた難聴幼児の数は増加の一途をたどり重度難聴幼児の音声言語獲得に多くの成果をあげるようになりました。その一方で現場からはこのような子供達の手術後の訓練はどのようなものか、他の施設ではどのような訓練をしているのかといった訓練に関するいろいろな疑問の声が聞かれ、これに答えるための調査の必要性が生じています。


 このような現場の声を重んじて、厚生労働省は重度難聴幼児に対する人工内耳適用の適切な普及を図るための一環として、人工内耳装用児の言語習得訓練法の現況調査と訓練法開発の必要性について調査研究を行うことを要望いたしました。私達は平成11年度から13年度にかけて、厚生科学研究課題「人工内耳装用児等の言語習得訓練状況についての全国調査と訓練法の開発」を設定し、厚生労働省の要望に応えることにいたしました。この研究の主旨は、音声言語の経験がない子供達の人工内耳手術後の訓練がどのように実施されているか全国調査をすることと適切な訓練法等を考案することにあります。


 その中で平成12年1月から3月にかけて施行されました全国調査は、全国の医療機関とろう学校と難聴幼児通園施設等を対象にして施設調査と7歳未満で人工内耳の手術を受けた難聴幼児の訓練と言語発達のそれぞれの個別的状況を知るために実施され、その調査結果を今日インターネットを通じて皆様方にお伝えいたします。これらの調査結果が人工内耳装用児の訓練をより良くするための基本データとしてお役に立てば望外の喜びでございます。皆様方から忌憚ないご意見を賜ることにより、この調査結果をさらに充実したものに致したいと存じます。調査にお答えして頂いた施設におかれましては、別項に協力施設名として掲げるとともに、ここに改めて御礼申し上げる次第です。

                                        敬具

平成13年12月1日


                       柴田貞雄       
        国立身体障害者リハビリテーションセンター顧問

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