第376号(令和7年秋号)特集
スペシャル・トークショー「誰もがやりたいことに挑戦できる未来」-大阪・関西万博にて-開催報告
大阪・関西万博スペシャル・トークショー企画担当
令和7年6月29日(日)13時30分から大阪・関西万博Future Life Village(フューチャーライフビレッジ)内のFLE(フューチャーライフエクスペリエンス)ステージにて、スペシャル・トークショー「誰もがやりたいことに挑戦できる未来」を開催いたしましたので、ご報告いたします。
このスペシャル・トークショーは、『障害当事者(大人)の話を聞き、障害当事者(こども)と一緒に会場の皆が自分たちの未来を描くことで、障害のあるなしにかかわらず「誰もが(一人の生活者として)やりたいことに挑戦できる未来」を考える。』ことを目的としています。
義手・義足のユーザーなど障害がありながらも社会で活躍している方々とその方をサポートされた方(義肢装具士)を講演者とし、障害当事者(先天性上肢形成不全児)とその親御さんをパネリストとして迎えました。
具体的な内容について、ほんの一部ですが、ご紹介させていただきます。
講演者からは、事故で腕1本、足2本を失った直後の病院で、明日の自分を見たくないぐらいの絶望を感じていた時に気付いた「まだあるじゃないですか、左腕。それだけじゃなくて、僕は今喋ってて、皆さんのことをこうやって見てて、話も聞くことができて、何かすごい能力を元々もってたんだな、親からもらってたんだ」という話しがありました。この「気持ちが前向きに切り替わった瞬間」の話は、私の気持ちも前向きにさせてくれました。絶対に自分では思いつかない考え方でした。
パネリストからは、お子さんが(先天性上肢形成不全の状態で)生まれたときの心の揺れ動きを「自分たちが何か違うものを受け入れる覚悟(自分もこの子と一緒にこういう個性を受け入れる覚悟)」という言葉で突然障害者の関係者となったときの話しがありました。子供を育てることについて本当に大事なことを勉強させていただきました。
このほかにもたくさんの興味深いお話や義手でのヴァイオリン演奏などがありました。
当日は定員40名の会場に収まらず、ガラス張りの壁越しに会場の外で観覧される方がでるほどの盛況となりました。
ご来場された皆様から、
「めちゃくちゃ感動しました」
「きっと人には言えない苦労があったと思うのですが、明るく乗り越えられているのが、ステキでした」
「未来につながる素敵なイベントでした」
「困難にも明るく前に進んでる方々の言葉に勇気がでました。ヴァイオリンすごく良かったです!」
「手足に障害があっても、気持ちと、それを補う方法があればなんでもできるという事を教わりました。当事者の方はもちろんの事、家族、装具技師の方のお話も聞く事ができ、お互いに支え合うとは素晴らしいことだと思いました」
「皆さんの笑顔が素敵でした」
「挑戦することで何事も実現できるということを目の当たりにして勇気をもらえました。」
などの感想をいただきました。
なお、スペシャル・トークショーのダイジェスト映像・フルサイズ映像は下記URLやQRコードからご覧いただけます。
最後に、出演者・パネリスト・司会者の皆様、当日ご来場いただいた皆様やライブ配信等でご覧いただいた皆様及びこのスペシャル・トークショーに関わっていただいた皆様に感謝申し上げます。
(スペシャル・トークショー会場風景)
(出演者の皆さん)
(会場の外で観覧される来場者の皆さん)
(ヴァイオリン演奏している伊藤真波さん)
■ スペシャル・トークショーダイジェスト映像URL・QRコード
スペシャルトークショー「誰もがやりたいことに挑戦できる未来」ダイジェスト版 (URL)

■ スペシャル・トークショーフルサイズ映像URL・QRコード
スペシャルトークショー「誰もがやりたいことに挑戦できる未来」 (URL)



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