使命
障害工学研究部は、障害機能の生体工学的な計測・評価技術、並びに低下した機能を代替・補償・回復するための技術を開発することによって、障害者のQOL向上、社会参加支援に寄与し、あわせてこれらの研究の推進を通して、リハビリテーション工学の発展並びに人材の養成に貢献することを使命としています。
研究方針
「障害者の夢をかなえる技術を創る」をキャッチフレーズとして、障害研究の場に先端科学技術の導入を図ります。具体的には、次の4つの方針のもとに研究を遂行しています。
(1)先導的な研究テーマの設定
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国立研究機関として先導的な役割を果たすため、将来の研究動向を見据えたテーマ設定を行なう。
(2)障害当事者並びに臨床部門との連携
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臨床部門と隣接していること並びに障害当事者と直接接触できるという当研究所の利点を最大限に活かし、ニーズの把握、成果物の臨床評価などに臨床部門・障害当事者の協力を得ながら研究を進める。
(3)使われる技術を創る
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得られた成果を速やかに社会に還元するために、民間企業との共同開発によって早期実用化を図る。
(4)障害者の身体特性に関する基礎データの集積と発信
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障害者の身体特性に関する基礎データの作成し、世界に向けて発信することを目指す。