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開催案内・報告

第1回

移動および機器操作関連

日時 2010年11月24日(水) 13:30 - 16:45 (13:00開場)
場所
NEDO日比谷オフィス 日比谷国際ビル4F(千代田区内幸町2-2-3) アクセス
情報保障に
ついて
要約筆記、手話通訳

プログラム

13:30-13:35 趣旨説明
13:35-14:00 講演1:「障害者が自立して住みやすい住環境」
谷川 民生 氏
産業技術総合研究所 知能システム研究部門
14:00-14:25 意見交換
14:25-14:50 講演2:「安全技術を搭載した電動車いす」
松本 治 氏
産業技術総合研究所 知能システム研究部門
14:50-15:15 意見交換
15:15-15:30 休憩
15:30-16:00 講演3:「自立支援機器の開発で留意してほしいこと」
妻屋 明 氏
全国脊髄損傷者連合会
16:00-16:45 意見交換・フリーディスカッション
(17:00までには終了)

講師紹介

谷川 民生

独立行政法人産業技術総合研究所知能システム研究部門
空間機能研究グループ 主任研究員

略歴 1993年経済産業省工業技術院機械技術研究所(現在、独立行政法人産業技術総合 研究所)入所。さまざまなロボット要素が分散して配置される空間型ロボット(ユビキタスロボティクス)に係る技術開発に従事。現在、障害者や高齢者を支援するロボットシステムの一つとして、ロボット要素を組み込んだ住環境システムの設計論・システム化技術を研究中。博士(工学)
概要 産総研では、住環境をロボット化した空間型ロボットの開発を進めています。さまざまなロボット要素部品をモジュール化し、それらを統合したシステムの構築を容易にする共通ネットワークプラットフォーム(RTミドルウエア)の開発を行っています。この技術を利用し、入力装置や操作したい設備をモジュール化し、それらを住環境に配置することで、個々の障害者の症状に合わせ、自立生活を支援可能となる住環境の設計、システム化について紹介します。

松本 治

独立行政法人産業技術総合研究所知能システム研究部門
フィールドロボティクス研究グループ 研究グループ長
博士(工学)

略歴
1987年 3月 早稲田大学理工学部機械工学科卒業
1989年 3月 早稲田大学大学院理工学研究科機械工学専攻修士課程終了
1989年 4月 通商産業省工業技術院機械技術研究所入所
1998年12月 早稲田大学より博士(工学)の学位を授与
1998年12月 ドイツ、カールスルーエ大学に客員研究員として滞在(1年間)
2001年 4月 (独)産業技術総合研究所知能システム研究部門に組織改編
2002年 4月 経済産業省製造産業局産業機械課に出向(1年間)
2009年 4月 同研究部門フィールドロボティクス研究グループ長、現在に至る
研究紹介 倒立振子型移動ロボット等の車輪型移動ロボットの動的制御技術、自律移動技術、安全技術などに関する研究開発に従事。最近では、電動車いすなどの移動支援機器を対象に、安全性、利便性、信頼性向上に資する研究開発を推進すると共に、移動系を中心とした生活支援ロボットの安全性検証手法に関する研究開発も実施している。

妻屋 明

略歴 (社)全国脊髄損傷者連合会理事長。1973年、業務中の事故で頚髄損傷の四肢麻痺で障害歴37年。1976年、国立身体障害者リハビリテーションセンター入所112期生。1978年から全国脊髄損傷者連合会の県支部役員、本部事務局長を経て1997年に全国の会長に就任。2002年、社団法人全国脊髄損傷者連合会を設立、同理事長に就任。脊髄損傷患者へのピアサポート事業、医療福祉関連情報提供事業、バリアフリー化の推進事業、陳情活動等の実施。現在(財)協用品推進機構理 事、交通エコロジーモビリティー財団評議委員、かわさき基準推進協議会副会長。