Q&A 質問集

Q. 入学試験はいつですか?

令和4年度4月入学のための入学試験は下記の日程で実施します。

先行入試:令和3年8月25日(水)※終了しました

一般入試:令和3年11月12日(金)募集要項はこちらから

Q. 手話の学習経験がまったくないのですが?

A. 学前に手話学習経験がなくてもまったく問題ありません。

当学科の実技の授業は、学習経験がないことを前提に進めていきます。週1回2時間×1~2年程度の学習経験であれば、入学後1ヶ月以内にその差は解消されてしまいます。オープンキャンパスでは、入学直後の授業を体験することができます。ぜひ参加してみて下さい。(現在、コロナ感染対策のため、対面式のオープンキャンパスは行っておりません。オンラインによるwebオープンキャンパスについては、こちらをご覧ください)

Q. 入学試験対策はどのようにしたらよいでしょうか?

A. 一般入試では大学入学程度の国語の試験と、約5000字の課題文を800字に要約する小論文試験を行っています(先行入試は小論文のみ)。

国語の試験は説明文の読解を中心とし、あわせて漢字や語句の知識を問うものです。古典・漢文は含まれません。過去の入試問題を公開しています。参考になさって下さい。

» 過去の試験問題はこちら

Q. 入学試験対策のほかに、入学前に準備しておくべきことがあれば、教えて下さい。

A. 日本語能力や一般常識を磨いておきましょう。

通訳者は、自分がわかったことしか通訳できません。他者の話を即座に理解し、別の他者にわかりやすく伝達するためには、高い言語能力と豊富な知識が必要です。それらを磨く方法のひとつとして、各種検定を受検してみることをお勧めします。以下の検定受検については入学後も学科として取り組みますが、個人でも受検が可能です。チャレンジしてみてはいかがでしょうか(( )内は目指すべき目安となる級です)。

» 日本語検定(2級)についてはこちら
» ニュース時事能力検定(準2級)についてはこちら

Q. 手話通訳士試験は難関と聞きましたが?

A. 手話通訳士試験は知識だけでなく技能が問われる試験ですから、勉強すれば必ず資格が取れるという種類のものではありません。当学科の卒業生の合格率は約70%です。

令和元年度の手話通訳士試験の全体の合格率は11.0%でした。最近10年間の合格率の平均は14.4%です。当学科の実績としては、卒業までに合格できる学生は4人に1人ですが、卒業後2年以内に約半数が合格します。最終的には、2年制移行後(12期生~28期生)の卒業生227名のうち、手話通訳士資格取得者は153名(学科把握分のみ)で、合格率は67.4%、最近10年間では90名中64名で71.1%となっています。なお、当学科では、卒業後に手話通訳士試験を受験する卒業生のために、特定研修生制度を利用した卒後指導や、模擬問題の提供などによる支援を行っています。

Q. 日本語対応手話よりも日本手話を重視していると聞きましたが?

A. 手話通訳者としてどちらも習得する必要があります。当学科では、まず日本手話を習得し、その上で日本語対応手話に対応できる能力をつけていきます。

日本手話はひとつの言語としての一貫した体系を備えており、学生にとっては外国語のようなものです。一方、日本語対応手話は学生の母語である日本語を基盤としたコミュニケーション手段です。まずは日本語とは異なる言語体系としての日本手話をしっかり習得し、その上で、その語彙や文法の一部を利用する日本語対応手話へと移行します。日本語対応手話は学習が比較的容易で、入門期に適するという考え方もありますが、当学科では、あくまでも日本手話習得の延長線上に日本語対応手話への応用があると考えます。