トップ > 開催案内・報告 > 第22回

開催案内・報告

第22回

障害のある子どもの成長を促す環境づくり
~今、求められる住まいづくりと福祉機器~

趣旨 障害のある方々や高齢者が地域で自立した生活を営むには、住環境の整備や福祉機器開発の存在は不可欠です。しかし、重度な障害のあるお子さん(肢体不自由児)は日常生活活動の自立が困難な場合が多く、介護のほとんどを家族が担っています。また、障害のあるお子さんの状況はライフステージや障害の程度などさまざまなため、子どもの成長に配慮した住環境整備の手法や福祉機器開発に関する情報が少ないのが現状です。 そこで、お子さんの成長を促す適切な住まいづくりと福祉機器について、当事者の方々からニーズやアイデアをお話しいただき、住宅改修などに関わる事業者や福祉機器メーカーの方々などと共に議論を深めていきたいと思います。
日時 2019年10月28日(月) 11:00 ~ 14:30 (受付開始10:30~)
場所
NEDO分室 大同生命霞が関ビル12F (千代田区霞が関1-4-2) アクセス
共催 国立障害者リハビリテーションセンター研究所
国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
情報保障 パソコン要約筆記を実施します
参加費 無料 (お弁当代は自費)
その他 子育て中の親御さんのスケジュールを考慮して、昼食の時間は特に設けずランチミーティング方式で行います。
昼食は持参するか、事前にご希望をお伝えください。
お弁当を希望する場合は、参加申し込み時に「お弁当有」と記入し、当日受付でお支払いください。お弁当代(600円(税込み))は自費になります。
(当日のお弁当内容:フライドチキン、ほっけの塩焼き、エビチリソース、オクラの胡麻和え、五目巾着の煮物、たけのこちりめん、ごはんの全てを含みます。なお、アレルギー対応はいたしません)         
申込締切 2019年10月22日(火)
参加問い合わせ

プログラム

                     
   11:00-11:15 開会の挨拶・福祉工学カフェの趣旨説明
      <専門家からの導入説明>
   11:15-11:30 「障害のある子どもとその家族に配慮した住まいづくり・福祉機器」
         植田 瑞昌 氏(国立障害者リハビリテーションセンター研究所)
      <当事者(つかい手)からの話題提供>
   11:30-11:45 「成長による住まいの悩みとニーズ」
         長尾 菊 氏
   11:45-12:00 「医療的ケアのある娘との暮らしについて」
         荻野 志保 氏
      <メーカー(つくり手)からの話題提供>
   12:00-12:15 「ユーザー検証を通じた商品開発の取り組み」
         新美 浩二 氏(株式会社 LIXIL)
   12:15-12:30 「大和ハウス工業におけるバリアフリー住宅設計などのご紹介」
         廣畑 友隆 氏(大和ハウス工業株式会社)
   12:30-12:45  休憩
      <行政からの話題提供>
   12:45-13:00 「障害福祉施策における住宅改修と支援機器について」
         鈴木 達也 氏(厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部)
      <フリーディスカッション>
   13:00-14:15 フロアとのディスカッション
   14:15-14:30 まとめと閉会の挨拶

講師紹介

植田 瑞昌 氏

国立障害者リハビリテーションセンター研究所 障害工学研究部
 博士(工学)・一級建築士・福祉住環境コーディネーター1級

ひとこと 障害のある方々の住環境整備・福祉機器の相談員の経験を経て、福祉のまちづくりや障害のあるお子さんとその家族を支援する環境整備に関する研究を行っています。

長尾 菊 氏

   

ひとこと いつも笑顔の娘は、1歳の頃、腸炎から敗血症となり脳出血し、後遺症として障害が残りました。スイーツ大好き、竹内涼真さんが大好きで、最近は母娘共にコミュニケーション手段としてipadを勉強中です。

荻野 志保 氏

特定非営利活動法人 みかんぐみ 副代表理事   

ひとこと 8歳の障害をもつ娘を含む2児の母。仲間と共に医療的ケア児や重症児をサポートする活動を行う「NPO法人みかんぐみ」を運営中です。

新美 浩二 氏

株式会社LIXIL LIXIL WATER TECHNOLOGY JAPAN
デザイン・新技術統括部 技術研究所 ユーザビリティ研究グループ    

ひとこと 水まわり商品(主に、トイレ・洗面)のユニバーサルデザイン、バリアフリーを担当。 ユーザー検証を通じて、多様な利用者様の使い方、機器や空間に求められる要件を研究しています。

廣畑 友隆 氏

大和ハウス工業株式会社総合技術研究所 研究企画グループ長
 一級建築士 福祉住環境コーディネーター2級    

ひとこと バリアフリー住宅、ユニバーサルデザイン、健康住宅などの研究開発を手掛けてきました。製品開発だけでなく、バリアフリー設計の進め方などの研究開発にも取組んでいます。

鈴木 達也 氏

厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部 企画課 
自立支援振興室   障害者支援機器係長

ひとこと 福祉用具の他に、障害者芸術と身体障害者補助犬も担当しています。皆様の様々なお話やご意見を拝聴できることを楽しみにしております。