機器を用いた認知症のある人の自立支援促進を目的として開催してきた本シンポジウムは、今年、5回目を迎えます。開催当初、認知症のある人の福祉機器は国内でほとんど知られていない状況でしたが、この5年の間に、機器開発が進み、ケアの現場での機器活用の有効性も確かめられるようになりました。このような背景を受け、機器を用いた認知症のある人の自立支援は、政府の施策としてもアクションプランの中で取り上げられ、本格的な実現に向けて新たな局面を迎えようとしています。今回のシンポジウムでは、今後を見据えて新たなスタートを切るために、これまでの総括としてこの5年間を振り返り、機器開発、および機器を活用した自立支援ケア研究の成果を省みます。
時 間 | 内 容 |
---|---|
12:00- | 開場・受付 |
13:00-13:05 | 開会挨拶 |
13:05-15:05 |
堀部賢太郎 (厚生労働省老健局高齢者支援課 認知症対策専門官) 「我が国における認知症対策の経緯と今後」 山内 繁 (早稲田大学) 「認知症患者ための支援機器と研究倫理」 井上 剛伸 (国立障害者リハビリテーションセンター 福祉機器開発部) 「支援機器を用いた認知症者の自立支援手法の開発」 |
15:05-15:20 | 休憩 |
15:20-17:10 |
テーマ:機器を用いた自立支援研究の成果 司会:井上剛伸 パネリスト:堀部賢太郎、山内繁、伊藤光世、森本正治、渡部幸一、大中慎一 話題提供 伊藤 光世 (若林あんしんすこやかセンター 看護師) 「地域包括支援センターにおける認知症相談と生活支援」 森本 正治 (エーザイ株式会社 コミュニティ・ネットワーク支援室) 「自立支援のための地域社会ネットワーク作り」 渡部 幸一 (株式会社生活科学運営ライフ&シニアハウスリボンシティ川口) 「有料老人ホームにおける支援機器を用いたサービス提供の可能性」 大中 慎一 (日本電気株式会社 プラットフォームマーケティング戦略本部) 「コミュニケーションロボットによる高齢者/認知症者支援の試み」 |
17:10-17:15 | 閉会挨拶 |
17:30-18:30 | 交流会 |