排泄問題ワークショップ2012
市販おむつの検討
■日 時 2012年12月7日(金)13:00〜15:00
■場 所 国立障害者リハビリテーションセンター研究所2階研究機材室
■参加者 障害当事者3名、企業開発者4名、事務局3名
■内 容
ディスカッション@
「現状を知ろう」
「ニーズを出し合おう」
「機器について考えよう」
ディスカッションA
「機器のアイディアを見てみよう」
「機器の使いやすさについて話そう」
「機器の具体的イメージづくり」
クッション付きのひざ掛けのチェック
工夫されたズホン
水分を通さない布のチェック
中に排泄物を入れた吸収剤、におわない
■ディスカッション@
「現状を知ろう」「ニーズを出し合おう」「機器について考えよう」
前回のDAY1では障害当事者の参加が少なかったことから、3名が参加した今回は改めてDAY1と同じ議題から進めることとした。
うち2名は、多目的トイレ等の車いす対応のトイレさえあれば外出先でも自力で排泄ができるため、自分なりの工夫が多く挙げられたが、年に数度あるという緊急時への対応が求められた。またもう1名からは、自作で衣類や機器を加工して工夫していることが紹介されたほかは、失禁対策へのニーズは少なかった。
これらのことから、外出時に排泄に失敗した際の応急的な対策と、長時間トイレに行くことができないことが予想される場合の対策について考えることとなった。
■ディスカッションA「機器の具体的イメージ」
既製品などを持ち寄って機能を確認しながら、具体的にいくつかの案を出し合い、その効果や課題についてブレーンストーミングを行った。
その結果、B班でも提案された下着タイプのパッド付きズボンについて、もう少し改良して使い捨てタイプにできるようにしたり、失禁して自宅に帰るまでの応急対策として腰に巻き付けるヒザ掛けを中心に、機器を考えて行くこととなった。
■まとめ・次回に向けて
本ワークショップの結果、以下の3つのアイディアについて、具体的な機器開発を進めて行くこととした。
「ヒザ掛け」 「クッション付きエプロン」 「使い捨てパッド付きブルマ」
また、臭い対策の粉末については、活用可能であれば積極的に取り入れ、素材のデータベースの一つとして共有していく。
次回は、今回提示された試作品の改良案を議論し、倫理審査に向けて試作品のプランを練り上げていきたい。
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国立障害者リハビリテーションセンター研究所