頸髄損傷の日常生活動作(ADL)を「住まいの中での動作に活かす」ためには環境整備が必須となります。頸髄損傷者の動作の獲得は、他の障害者と比べて特殊な方法になる事が多くなります。また、数センチ単位の整備環境が異なることにより能力が発揮できなくなることもあり、一般的な改造や整備を行っただけでは使用できないことがあります。ここでは、別府重度障害者センターが支援している動作訓練に合わせた環境整備等のノウハウ等を紹介しています。これを、頸髄損傷者の住環境整備の一例の参考として活用していただき、多くの頸髄損傷者の自立した生活が一層促進していければ幸いです。