メンバー

研究室長 幕内 充(Michiru Makuuchi)

Michiru Makuuchi 博士(医学) / makuuchi-michirurehab.go.jp / 【履歴書(pdf)】

これまで機能的磁気共鳴画像法を使って手の運動の脳メカニズム、文の統語的処理の脳メカニズムの研究を行ってきました。発話の中枢と考えられてきたブローカ野という領域(下の左図のB。Wはウェルニッケ野)が手の運動でも文の処理でも活動していることが分かり、それが何故なのか知りたいと思っています。ブローカ失語はブローカ野を含む広い領域の損傷で生じ、ブローカ野に限局した損傷では一過性の構音障害を呈するのみであるということも不思議です。このような謎を解明していくことでヒトの言語の脳メカニズムを少しずつ明らかにしていくことができると考えています。

ブローカ野とウェルニッケ野 fsa
人工文法学習研究によって、成人でも文法を潜在的に学習できることが示されて来ました。上の図右にあるような有限状態オートマトンが生成する文字列を10分程度学習するだけで、このオートマトンで生成される文字列と生成できない文字列が弁別できるようになります。このように単純なモデルを使って文法学習の脳メカニズムを調べています。



岩渕 俊樹 (Iwabuchi Toshiki)

Toshiki Iwabuchi 流動研究員 博士(情報学) / iwabuchi-toshikirehab.go.jp

失語症や高次脳機能障害に関係する脳のメカニズムを明らかにすることで、リハビリテーション技術に貢献することを目的として研究を行っています。主に健常者を対象として機能的核磁気共鳴画像法(fMRI)、脳波(EEG)、経頭蓋磁気刺激(TMS)などの脳機能計測技術を用いた実験を行い、言語処理、遂行機能、ワーキングメモリといった認知機能の相互作用の解明を目指しています。




水落 智美(Mizuochi Tomomi)

Tomomi Mizuochi-Endo 日本学術振興会特別研究員(PD) , 博士(医学)
mizuochi-tomomirehab.go.jp

診療では科学的根拠に基づいた医療(EBM)が行われていますが、リハビリテーション分野は根拠となる科学的な知見が少なく、EBMの導入が遅れています。脳活動や、認知・知覚がどのように行動に反映されているかを測定し、得られたデータからリハビリテーションの作用機序及び効果を科学的に示すことを目的として研究を行っています。




技術補助員

笠原 ななえ : 事務
石井 亨視 : プログラミング ・ データ解析
東山 祥子 : グラフィックス ・ HP作成



過去に在籍したメンバー

中村 仁洋

 室長 平成23年1月1日から8月31日
現在の所属 : 京都大学大学院医学研究科附属脳機能総合研究センター

山口 佳小里

 流動研究員 平成23年6月から平成24年5月
現在の所属 : 国立障害者リハビリテーションセンター 企画・情報部 発達障害情報・支援センター


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