研究課題

1. 高次脳機能障害における複数認知機能の同時障害のためのリハビリテーションの開発

失語としては軽度でも、言語に障害がある高次脳機能障害者は多いと考えられます。例えば長い文や複雑な文の読解が難しくなります。その理由として、作業記憶や記号操作能力の障害が言語運用に困難を生じさせていることが考えられます。つまり、文法能力には障害がなくても、記憶や情報操作に障害があると、言葉の産出や理解に支障を来す可能性があります。当研究室では文を理解する際に中心的役割を果たす統語処理能力を中心に、言語と記憶・注意・遂行機能の関係を明らかにし、有効なリハビリ手法の開発を目指しています。

1 言語と数学


2 言語と遂行機能





2. リハビリテーションの神経科学的効果解明のための基礎研究

リハビリテーションの分野では、効果は見られても神経科学的にはどのような作用をしているのかが明らかになっていない手法があります。

口形提示の神経科学的有効性の検証





3. リハビリテーションのゲーミフィケーション

リハビリテーションにゲーム性を持たせ(ゲーミフィケーション)、訓練を受ける人の動機を高めることができれば機能回復度が高まる可能性があります。

リハビリテーションにおける機能回復度と脳内報酬系の関係の研究

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