脳波実験
人が何かを見たり、聞いたり、考えたりすると、脳が活動します。その活動に伴って脳は電気信号を出しています。脳波計は頭皮に電極を付けてその電気的信号を検出する装置です。脳が自然に出す信号を外から測定するだけですので、脳や人体に対する影響はありません。
測定の際、キャップをかぶり電極をつけさせて頂きます。電極と頭皮を接触させるためにジェルを使用しますが、安全な物質で、人体に影響はありません。ベタベタして不快に感じることがあるかもしれませんが、測定後にお湯で洗えば簡単に落ちます。ごくまれに、電極が接触した部分の頭皮が赤くなる場合もありますが、洗い落せばじきに治ります。
経頭蓋磁気刺激(略称TMS)実験
TMSは非常に短い時間、磁場を発生させ、それに伴う電場の変動により脳細胞に電気刺激を与える方法で、刺激を受けた部位の機能を邪魔したり、逆に促進したりすることができます。この方法は認知神経科学実験や運動麻痺の治療に世界中で使用されています。本研究で使用する磁気刺激装置は既に国内外で広く利用されているもので、十分に安全性が確認されています。
行動実験
コンピューターディスプレイの上に現れる絵や文字に対して、様々な反応をしてもらいます。