第16回
視覚障碍者歩行支援システム
~オリエンテーション支援を中心に~
日時 | 2015年11月1日(日) 13:00 - 16:30 | ||
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場所 |
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共催 | 国立障害者リハビリテーションセンター 研究所 国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) |
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情報保障に ついて、他 |
2015/10/21追加変更 ※要約筆記はありません ※同会場にて、10:00から、ワークショップ 多世代共創による視覚障害者移動支援システムの開発 (JST RISTEX プロジェクト代表 関喜一氏)があります |
関 喜一氏
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 情報・人間工学領域 人間情報研究部門
略歴 |
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研究歴 | 大学院から現在まで視覚障害者の聴覚による環境認知の研究に従事。その他に、情報アクセシビリティの標準化、交通バリアフリー関連法のガイドライン作成にも従事。 |
古矢 利夫氏
認定NPO法人ことばの道案内
略歴 | |
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概要 |
小出 富夫氏
クリエートシステム開発株式会社
取締役
略歴 |
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概要 | 「ドキュメントトーカ」は、当社で開発した、Windows, Mac, Android, iPhone など で動作する音声合成エンジンです。
アンドロイド端末に関しましては、アンドロイドの初期の段階から、スクリーンリー ダーである「Talkback」にいち早く対応し、 多くの視覚障碍者のかたがたにご使用いただいております。 「ドキュメントトーカ ボイスナビ」は、音声と地図データとGPSを活用したアプ リケーションで、 現在の位置情報をもとに、周辺の施設情報を音声で案内する機能と、目的地までの徒 歩による経路案内を音声で行う機能を持っています。 施設案内: 現在地を中心に、端末が向いている方向の扇形の範囲内にある施設名を近い順に、方 向、施設名、距離を読みあげます。 経路案内: GPSで現在位置を測定しながら、次の案内ポイントまでの距離を音声で伝え、ポイ ント近くに達した時、次に進むべき方向を音声で案内します。 各ポイントでは、右に曲がるとか、横断歩道を渡る、階段を上る、エスカレータに乗 る、といった案内がされます。 また、目的地の設定方法として、いろいろな設定方法が用意されています。 ・目的地一覧から ・お気に入りから ・音声で施設名を入力 ・住所、郵便番号、施設名等を入力 ・地図でポイントする ・前回地点 このほか、別アプリとなっていますが、地図を読み上げるソフト「ドキュメントトー カ 触地図」があります。 将来的には、この機能をあわせたものになっていけたらと思っております。 |
島田 幸廣氏
株式会社ゴビ
代表取締役
略歴 |
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概要 | テーマ:ICタグを活用した歩行支援システム「フラットナビ」 スマートフォン等のモバイル機器の普及に伴い、位置情報の商業利用や、安全・安心ソリューションへの活用が活発化しており、オリンピック・ パラリンピックに向けた国や自治体の施策をはじめ、様々な分野で有望なロケーションビジネスが芽吹いてきています。しかし、現在は屋内測位の 精度が不足しているために、実現できるサービスが限られており、歩行支援においても不十分な状況です。また、個別に運用されているために機器 やソフトウェアを共通利用できず、測位環境の構築・運用コストが普及上の大きな課題となっています。 そこでICタグを内蔵した薄いシート(タグシート)を敷き、足元や車いす、カート等に装着したリーダで読み取ることで、数十cmの精度で位 置情報を安定的に得られるシステムを考案しました。普及している安価なICタグで実現するための技術開発を行い、測位環境のコスト上の課題も 解決して普及を促進します。 視覚障害者の歩行支援をはじめ、商業施設での案内、現場の作業支援、避難誘導等、様々な場面で活用できるインフラを目指します。 |
鈴木 孝雄氏
株式会社 タナベ
略歴 |
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研究開発歴 |
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蔵田 武志氏
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 情報・人間工学領域 人間情報研究部門
サービス観測・モデル化研究グループ 研究グループ長
筑波大学 システム情報系 教授(連携大学院)
略歴 | 1996年筑波大学大学院工学研究科修士課程修了。現在、産業技術総合研究所人 間情報研究部門サービス観測・モデル化研究グループ長。 2003-2005年 JSPS海外 特別研究員(ワシントン大客員研究員)を兼務。 2009年から筑波大学大学院教授 (連携大学院)を兼務。 ISO IEC/JTC 1/SC 24委員、ならびにSC 24/WG 9(拡張 現実世界の概念と参照モデル)国内委員会主査。TrakMark WG委員。PDRベンチ マーク標準化委員会委員長。博士(工学)。 |
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研究歴 | コンピュータビジョン(1992年~)、ウェアラブルセンシング・拡張現実技術(1999年~)、 屋内測位技術(PDR、センサデータフュージョン,2000年~)、遠隔協調作業支援(2003年~)、サービス工学(行動計測・分析支援、メンテナンスサービス支 援等,2008年~)、視覚障害者歩行支援(2009年~)、車椅子利用者向け衣服設 計支援(2012年~) |
高木 啓伸氏
日本アイ・ビー・エム株式会社
東京基礎研究所
アクセシビリティ・リサーチ担当
略歴 | 1999年日本IBM入社。以後、東京基礎研究所においてWebアクセシビリティを中心と した研究開発に従事。現在、研究グループの技術リーダー及びマネージャーを務める。 2009年情報処理学会喜安記念業績賞、 2011年文部科学大臣表彰受賞。ACM会員。博 士(理学)。 |
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概要 |
村尾 公一氏
東京地下鉄株式会社
常務取締役
略歴 |
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概要 | 東京メトロは、当社のサービスの在り方を考える上でのひとつのテストケースとして、日本の鉄道事業者として初めて全線の列車位置、遅延時間等に係るデータを公開し、アプリの開発を競う「オープンデータ活用コンテスト」を実施しました。今後も、データ利用者からの要望も検証を実施し、提供するデータをより有効に利活用いただける取組みを検討していきます。 |
坂村 健氏
東京大学大学院情報学環
教授
略歴 | 東京大学大学院情報学環教授、ユビキタス情報社会基盤研究センター長、工学博士。1984年よりオープンなコンピュータアーキテクチャTRONを構築、デジカメ、 携帯電話、家電などの組込OSとして世界中で多数使われている。現在、ユビキタス社会実現のためIoTの研究を推進。ICTを使って障碍者を助ける「TRONイネーブ ルウェア」の活動に1987年から取り組み、障碍者とコンピュータ技術との関わり、制度設計に対する提言などを行っている。 2002年よりYRPユビキタス・ネットワーキング研究所長を兼任。2003年紫綬褒章、2006年日本学士院賞、2015年ITU150Award受賞。 |
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概要 | 超高齢化社会に突入する日本において、コスト的な問題や施設の広さなどの問題から、すべてに対してバリアフリー化がなされているわけではなく、設備的に
対応するのは限界があります。そのため、ハード面のみならず、ソフト面での充実を図ることが重要となります。 特にスマートフォンとクラウド技術の発展により、いつでもどこでも電子地図を利用することが可能で、バリアフリー化がなされている施設の有無や移動経路 に関する情報をあらかじめ知ることにより、移動する際の計画を立てやすくなり、現地ではじめて対応できないことに気がつくといった事を防ぐことが可能です。 しかし、このようなことを実現するには、たんに技術だけでなく、バリアフリー設備の状況を含む歩行者の目線の移動のためのデータが必要です。それらの 整備に、行政として一回は予算を出せても、日々変わる都市の状況を常に追い続けることには大きな負担です。ICTを利用した新しい住民参加を促すのも、オー プンデータの一つの力であり、オープンストリートマップを始めとして、世界的に成果も上がり始めています。 本講演では、オープンデータによる移動支援に関する技術や実例を紹介し、必要な公共意識といったものについて述べます。 |
河口 信夫氏
名古屋大学 未来社会創造機構
教授
略歴 |
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概要 |