義肢装具・座位保持装置の試験評価研究 |
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開発試験機・汎用試験機用治具 |
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汎用試験機器 |
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障害児用遊具の開発 |
研究所内外の方々と 共同で開発した遊具の紹介です。 |
97年8月19日から、あなたは
番目の訪問者です。
[英語/English] 最終更新日:2008/10/01
問い合わせ先:国立障害者リハビリテーションセンター
研究所 福祉機器開発部 第一福祉機器試験評価室
相川孝訓 ( aikawa−takanori@rehab.go.jp )まで
わが国では障害者自立支援法の下で補装具を1割の自己負担で購入が可能です。技術革新により次々と新規開発義肢装具部品が開発されています。しかし、そのような部品の性能、強度、耐久性、安全性等についてはまだ十分に調べられているとはいえず、試験評価方法の標準化を計り、試験評価を実施することが早急に必要とされています。
このため福祉機器開発部第一福祉機器試験評価室では、義肢装具や座位保持装置の試験評価のために、
1.試験評価に関する規格・基準の作成
2.試験評価を行うための試験機の開発・改良
3.試験評価の実施
の3項目を中心に試験評価研究を行ってきました。
特に試験評価は多くの義肢装具部品に合わせた試験評価方法で試験を行うため、多くの試験機と試験時間が必要であり、効率的な試験評価の実施のために体制を整備してきました。 例えば、耐久試験は、通常100万回〜300万回程度の試験を実施します。従って、1つのサンプルについて、2週間〜1ヶ月程度の期間が試験の実施のためにかかります。1回の試験には1つのサンプルだけでは不十分ですので、1回の試験評価には多大な時間を必要とすることが分かると思います。
1つの方法として、種々の義肢装具や座位保持装置部品のうち、汎用試験機で試験可能な場合には汎用試験機を利用し、必要な場合には治具等の開発を行い、不可能な場合には専用試験機の開発を行って、試験評価を実施しています。
座位保持装置の試験評価は厚生労働省の認定基準や2006年に発行されたISO16840-3 Wheelchair seating -- Part 3: Determination of static, impact and repetitive load strengths for postural support devices の内容の確認試験を進め、規格内容の検討を行っています。
主に義肢装具の試験評価用に開発された試験機及び試験機用治具について紹介します。
試験評価室に設置されている汎用試験機器のうち、主なものを紹介します