補装具製作技術研修(集団研修) 実施期間:1981年~2010年

Prosthetic and Orthotic Technique

目的

 開発途上国の義肢装具(義足、義手、装具)製作技術者を対象に、講義と製作実習を通じて、自分の国で入手できる材料を使用して義肢装具の製作ができるように研修を行い、帰国後は日本で学んだ事を伝達、普及することが研修の目的です。途中から義足を中心とした研修に変更するなどの工夫や、指導をした職員が研修員の国を現地調査で訪問するなどの活動も行い、研修は29年間継続しました。

研修参加者

 39か国(アジア、アフリカ、中東、中南米、大洋洲)から計130名の技術者が研修に参加しました。

フォローアップ

 協力期間中に2回実施されたJICAのフォローアップ事業として、当センターの義肢装具士計4を4か国に派遣しました。研修の成果の現状把握と、今後の研修企画への要望を収集しました。

成果

 研修員は帰国後に勤務先の義肢装具製作部門やリハビリ病院で講習会を開催し、本研修で学んだ技術や知識を伝達しました。

義足の製作研修
義足の製作研修の様子