中国中西部地区リハビリテーション人材養成プロジェクト 実施期間:2008年~2013年

Project for Human Resource Development of Rehabilitation in the Central and Western Region in China

中国国旗

目的

 中国ではリハビリテーションに従事する人材はニーズの拡大に追いつかず人材の整備が重要な課題でした。特に、北京等の中央と地方の格差は大きく、中央に蓄積された技術や知見を中西部の3つの地域(重慶市、陜西省、広西省チワン族自治区)に普及することを目的として、プロジェクトが実施されました。3地域にあるリハビリテーションセンターに遠隔地教育システム(テレビ会議システム)を導入し、北京の中国リハビリテーション研究センターによる研修を実施しました。更にリハビリテーションサービスの質の向上とそのサービスを受ける障害がある人々の数が増えることが設定されました。

当センターの協力

 当センターは国際医療福祉大学、日本理学療法士協会、日本作業療法士協会とともに、医師延べ5名を現地に派遣し、中国の若手のリハビリテーション従事者47名に対して本邦研修を実施、中間時の評価調査団への参団を行い、プロジェクトに協力しました。

成果

 中国政府の方針として障害者リハビリテーションの向上は重要な目標となっており、その時期に人材育成のプロジェクトが実施されました。遠隔地教育により、知識、技能を向上したリハビリテーション従事者は各地のリハビリテーションセンターにおいて、リハビリテーションチームアプローチを開始したり、定期的な研修を実施する等の活動が行われるようになりました。

JICA本プロジェクト案件情報